コンドルとカモメのVoyage

【2021振り返り】永井秀樹元監督

time 2021/12/14

【2021振り返り】永井秀樹元監督

言いたいことはシーズン中に散々言ってきたので、今更言うことはほぼありません。とりあえず、お疲れさまでした。

パワハラの件はさておき、やはり監督なんですから結果が全て。2019年は途中からとはいえ12位、昨年13位、今年もあのまま続けててもそう大きく変わらず12、13位になってたでしょう。なんという安定感。

チームはシーズン終盤に良い方向に向かったし、途中も下位が相手とはいえ5連勝したこともあったけど、シーズン通して良かったり悪かったり。大型連敗はしないけど連勝することもほとんどない。何より、2年近くチームを率いて大きな積み上げもない、あるのは個の成長のみ。昇格を目指すって目標と照らし合わせても、到底納得できるものなんてないし、パワハラの件がなくても解任が妥当。監督として力量不足、ただただそれに尽きると思います。

まぁね、いろいろなごたごたでスタートしたシーズンだったのでチームは明白に「昇格」を掲げていたわけではないシーズンだったし、残留だけして中位に安定させれば目標は達成してたとも言えるんですけどねー。

ただなんでこんな結果になったって、当然、戦術的なところ、試合途中での修正のところとか監督として未熟な面があったのもそうだけど、一番は選手のケガの多さ。それにはランドの芝生の固さとかも影響してるんだろうけど、ユースもトップも、永井さんが監督のときにはあまりにもケガが多すぎる。「これくらいでケガするなんて甘い」なんて思ってそうなのが何よりもまずい。全責任が永井さんにあるとは思わないけど、平、奈良輪、井出、オム、パライバあたりがシーズン通して戦えたなら、もうちょいマシな結果になったでしょう。

ヴェルディをなんとか変えたい、その思いだけは本物だったように感じているので、そこだけは讃えたい。でもそこだけです。直接接した選手たち、あるいはユースの子たちはまた違った感情を持ってるでしょうが、自分らはこのコロナ禍もあり離れた位置からしか見えませんから。だからシビアに結果で見るしかありません。

S級ライセンスを取得して、ろくな経験も積むことなくいきなり監督になったのは不運とも言えるし、永井さんにとっては良い経験になったかもしれません。スタートはうまくいかなかったことが多いけど、指導者人生ははじまったばかりなので、またどこかで別の形で現場に戻ってくることでしょう。ありがとうございました。

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