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【Result】あぁもったいない~2021第21節vs松本山雅FC(A)~

time 2021/07/05

【Result】あぁもったいない~2021第21節vs松本山雅FC(A)~

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結果

====松本==東京V====
(前半)  1 - 0
(後半)  1 - 1
合計  2 - 1

●得点者
(17’)オウンゴール(松本) 1-0
(57’)端戸 仁(東京V) 1-1
(61’)阪野 豊史(松本) 2-1

(71’)佐藤 優平(out)→森田 晃樹(in)
(81’)加藤 弘堅(out)→山本 理仁(in)
(81’)小池 純輝(out)→持井 響太(in)
(88’)山下 諒也(out)→佐藤 凌我(in)
(88’)福村 貴幸(out)→松橋 優安(in)

(62’)表原 玄太(out)→下川 陽太(in)
(71’)河合 秀人(out)→小手川 宏基(in)
(90’+1)阪野 豊史(out)→戸島 章(in)

勝敗の分かれ目はほんのわずかなプレー

いろいろな意見とか見方がこの試合にはあったと思うんですけど、個人的には、「悪くないやん」と。この5連勝のゲームと同じようにしっかりと狙いを持ったプレーは前半から見えていたし、それが相手に対策されてうまくいかないことなんてどのチームでもあること。「対策されても止められない」レベルにはないのはわかりきってることで、「今日は何したいんだ?」みたいなゲームが続いた序盤からすれば、まずまずのゲームだったんじゃないですかね。

ま、負けたんですけどね。

前半17分に若狭のオウンゴールで失点。これ自体はまぁしゃあないというか。ただ、クロスを上げた外山に対して優平の寄せは甘すぎる。なんで右利きの選手があの位置でボール持ってるのに、あんな中途半端な位置で「立ってるだけ」なのか。

ただチームの雰囲気としては、そこで落ちることはなく、スパッと切り替えて同点に向けたプレーができていたと思います。ちゃんとデータ見てないけど、今シーズンのヴェルディは、先制された試合の勝率が3割くらいでリーグの中で高いほうとか。去年まで逆転試合が1試合もなかったってのに、ほんといつの間に、よ。

前半から相手のプレスに苦しめられてはいたものの、解説が言ってるように、優平が開き気味のポジションをとることで相手左WBの外山をピン留めし、福村が自由にボールを持てるように。このあたりの改善力も、以前にはなかったものかなと思います。
相手は2トップ+トップ下の河合でこちらの両CB+弘堅にべったりプレスしてくるなかで、福村の立ち位置によって対策を打てるようになったのは、福村をここで起用しているからこそ。シーズン序盤は若狭がこの役割をやっていたものの、ビルドアップのミスから非カウンター時に右SBの位置がスカスカになる欠陥で失点を重ねてしまっていましたが、そのあたりが改善されれば、このやり方もありなんでしょうな。

後半、オムの突破→クロスから端戸がゲット。
試合を経るごとにオムの存在感が高まっている印象。突破力はもともとあったけど、最近は相手をちょっとズラしてクロスを上げる技術も進歩を重ねており、これでもっとクロスのボールの種類が増えてくるようだと、J1からも引き抜かれる存在になってしまうような。

同点にした数分後、左へのサイドチェンジ、山下から端戸にわたり、落としたボールを井出が相手をスルスルっとかわして決定機も相手に阻まれる。左サイドのゴール中央寄り、この位置に戻ってきたのが相手左WBの外山でした。このあたり、松本の気迫といったとこでしょうか。

これが決まっていれば、ヴェルディが勝っていたと思います。
ここで、相手GKの圍のコメント(をツイートしてくれた方を引用)。

アルウィンのスタジアムの雰囲気は、アウェイチームとして行くと本当に嫌な空気感があります。まぁむしろ燃えるくらいなんですけど、あの自然と生まれる一体感みたいなものは、はっきり言ってしまえばうらやましい。5,6年前の岡山もあんな感じだったかな。

試合の流れに正直なんですよね。良い流れだったら文字通り「後押し」という空気を作り出す。一方で、悪い流れだと、圍の言うようにスタジアム全体からため息が聞こえてくる。

しばらく勝てていないチーム状況、せっかく先制したのに後半早めに追いつかれ、もしあの井出のゴールが決まっていれば、アルウィンは盛大なため息で包み込まれ、「やっぱり今日もダメか」みたいな空気になっていたはず。間違いなく、ヴェルディのゲームになっていたでしょう。しばらくうちもあんな空気だったのでよくわかります。

その数分後、相手GKからのロングボールを前線に上がっていた星キョーワンに競り負け、阪野へ。オムと若狭が対応するもかわされ、勝ち越しゴールを許す。
これに関しては、オムと若狭のミス。オムのコメントにもあるように、ロングボールを競るためにボニが左サイドに出ていたため、オムと若狭で一時的にセンターバックを組んでいる状態。であれば、一人がアプローチ、一人がカバーの位置に入らなければいけないところを2人で行ってしまい、結果的に右足のほうを切りに行った若狭が逆を取られて失点。

ヴェルディの決定機を逃した後に決められるという流れ、時間帯、すべてが最悪。
結果的にこの失点にようビハインドを奪い返せず、負け。

本当にちょっとの違いによって勝てたゲームだったと思います。

もっとも、あの失点があってもまだ同点、逆転のチャンスはあったし、実際に決定機もあった。ただ、パライバが不在のこの日はベンチに相手の脅威となれるジョーカーはおらず。とはいえ、得点が欲しい中で凌我を出したのは88分。負けている流れでこれだけ交代が遅いのは、よほど出場しているメンバーで得点できる自信があるのか、ベンチメンバーに自信がないのか、永井さんに決断力がないのか。優安もそうだけど、あんな時間にちょっとだけ出されてもね。

まとめ

5連勝は勢いとか運だけではなく、ゆっくりで地道な積み重ねによるものであったと、逆にわかった試合だった気はします。少なくとも、対策されたら手も足も出ないとか、力の差があったとか、そういうゲームではなかったです。ただし、監督交代後のホーム初戦を絶対に勝ちたいという松本の気迫みたいなのは感じたし、先週とは別のチームでした。名波さんに指導力があるか、チームを立て直す力はあるかはまだわかりませんが、ゴール後の一体感というか雰囲気を見てると、モチベーターとしては優秀なんでしょうね。ま、相手のことなんでもういいです。

とりあえず連勝はストップ。かといって何かが終わったわけでもないので、また来週から積み上げていきましょう。

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