【Result】久々の快勝～2021第14節vsギラヴァンツ北九州(H)～

time 2021/05/17

folder ヴェルディ

結果

====東京V==北九州====
(前半)　　0　-　0
(後半)　　2　-　0
=================
合計　　2　-　0

●得点者
（55’）山下諒也（東京V）　1-0
（89’）佐藤凌我（東京V）　2-0

（64’）佐藤優平(out)→石浦大雅(in)
（72’）深澤大輝(out)→若狭大志(in)
（72’）梶川諒太(out)→森田晃樹(in)
（78’）安在和樹(out)→山口竜弥(in)
（78’）井出遥也(out)→端戸仁(in)

（46’）前田紘基(out)→野口航(in)
（65’）生駒仁(out)→六平光成(in)
（81’）佐藤亮(out)→狩土名禅(in)
（81’）永田拓也(out)→乾貴哉(in)
（86’）富山貴光(out)→平山駿(in)

下位にはしっかり勝てるのを証明

2-0の快勝！久々の現地で勝利！うぇーい。

……ってするのが今はベストでしょう。とりあえず、まずは勝利という結果に安心した。自分たちより下の順位のチームには負けない、っていうか勝つ。過去2年、上にはそこそこの試合をしながら下位にずっこけたりすることも多かったので、90分通して比較的安心して見れたゲームは久々でした。

スタメンは、まず先発に井出が復帰。そして両サイドバックが、アンカズ＆プロ初スタメンの深澤に。

井出の復帰はデカいですね。やはり攻撃のアイデアという点ではチームの中でも群を抜いており、スルーパスを狙えてドリブルでキュキュットボールを運べる。優平もこの試合ではアンカーから一列上がったことでより攻撃に関わることができたし、献身的に動き回る梶川がアンカーを務めるのが、今のベストバランスかもしれない。もっとも、守備の不安は常に付きまといますが。ここに途中から石浦というレフティで違いを生み出せる選手も伸びてきてるのだから、全員揃うとやはりこの中盤はヴェルディの強み。

前節はオムが先発した左サイドは、アンカズがスタート。
縦への推進力があるオムに対して、ボランチ的な役割もできるアンカズ。福村とオムの中間という感じですかね。結果としてオムが後半にアシストを決めてるし、今の時点でどっちがベストかは言いにくいけど、相手によって使い分けていきたいですね。

で、深澤。基本的な役割は若狭と同じ。ただ、よりテクニックや機動力があるぶん、サイドを駆け上がったり、スルスルと中央にボールを運べたりするのは若狭にはない魅力。もっともまだまだ線が細く、フィジカルて当たり負けをしたのでそのあたりは若狭に分があるし、失点に直結しそうなミスもそれなりにあったので、そこはこれから。
何より、決してベストなプレーを続けていたわけでもないのに無風状態だった若狭のところに新しい風を吹かせることができたのが収穫。

先制点のシーンではゴール前に詰めていたりと「なぜそこに」を継承してるし、「背番号23の魂」を田村直也から継いだプレーヤーとして、今後が楽しみ。攻撃の良さは残しつつ、守備の力強さを身に付けることが課題かな、と。

結果としては、井出のスルーパスでポケットに純輝が侵入し、ワイド→ワイドで山下がゲットという理想の形。にしても今年のチームは、3トップがほぼ全ゴールを挙げており（あとは開幕戦の理仁の1ゴールのみ）、そういう意味では型はできてるとも言えるんですけどね。

ダメ押しの2点目は、抜け出したオムのグラウンダークロスを凌我がゲット。ちょい無理めの態勢だったし、なんなら後ろから走ってきた純輝のほうがいい態勢だったけど、グイっと強引に身体をひねりつつもゴールの隅に流し込めるのは、ザ・ストライカーだなと。アップなんかを見てても、シュートを確実に決めるところにこだわりを持ってアップから取り組んでるし、今までのヴェルディにはなかなかいないストライカーだなと。ま、個人的には、高井にはそれに近いものを感じていたんですけど。