2019/01/29
上福元の代わりにやってきた、ヴェルディにとってはほぼ初となる外国人GK。開幕戦の徳島戦、そして再開初戦となった町田戦でも柴さんにスタメンを譲ったあたり、前評判というかキャンプを観に行った人たちから聞いていた評価とは違ったところで「実は何か欠陥があるのかな…」と思ってました。
実際にスタメンを奪ってからは、シュートストップ能力は高く、足元の技術もブラジル人らしく正確。まさに永井さんが目指すサッカーにピッタリなGKだと思いました。その一方で、ハイボールの処理に関してはけっこう不安定だったなという印象。というより、自分が飛び出して処理するボール、処理しないボールをDF陣がその感覚にマッチできてなかったという感じですかね。祥平や平が「え、それ出てくるの?」みたいな顔をしているシーンが特に序盤はあった気がします。
あとは、それと同じところですが、DFの背後に出てくるボールの処理も同様。時間とともにある程度安定はしてきたものの、11月くらいでもまだ「お見合い」っぽくなるシーンがありました。その辺、やはり外国人GK故のコミュニケーションの難しさをマテウス自身も、DF陣も感じながらのプレーだったんじゃないかなという気がします。なんかこう、ここ数年在籍したクレビービョとかアランとかドゥグみたいに、日本人選手たちと仲良くしている感じを見られるシーンも多くなかったですし。これは勝手な印象ですが。
去就は気になるところ。そういう若干の問題点はあるとはいえ、J2ではトップクラスのGKであることは変わらないと思います。ただ、J1に引っこ抜かれるようなGKかと言われれば、そうではないかなぁと。線がやや細く、ハイボールの処理に関しては判断の微妙さに加えて、地上、空中で当たり負けしてるシーンもあったので。
なんか引っ越しの準備をしてるっぽいですけど、どうですかね。
J2の上位陣はそこまで守護神には困っていないんじゃないかなっていう気はするし。海外への渡航も正直いろいろと制限がかかるこのご時世ですから、ホームシック的なものがないなら日本にいたほうがいいと思うし。でもまぁブラジル人の移籍に関しては日本人のロジックではいかないところも多いし、わからんですな。
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by 【2020振り返り】まとめ | コンドルとカモメのVoyage 2020年12月29日 8:00 PM