【2020振り返り】No.2若狭大志

いやー化けたね。ほんと。
ジョエルに次ぐ、今年一番の成長株でしょう（笑）。永井さんのやり方はいろいろと不満はあるけど、若狭を覚醒させたのはかなり大きな功績。

今年は38試合出場、スタメン33試合。シュート30本！

出場はほとんど右サイドバック、いわゆる旧型の前後に縦横無尽に駆けまわるタイプではなく、ビルドアップの際には再度に開いたり、中央に絞ったり相手の形に合わせて調整。左サイドにボールがある際にはゴール前に侵入し、クロスに合わせたりセカンドボールに反応してシュートを打ったり。前線に高さがないぶん、若狭が中に入っていくっていうのは面白かったなぁと。ただ、もっとシンプルにクロス入れりゃいいのにって思ってました。

ある意味今年の戦いは、若狭がいたからこそ成立した部分もあったんじゃないですかね。センターバックの守備力、相手の形に合わせた立ち位置と鋭い縦パスを出せるスキルを活かしたビルドアップ能力、そしてFWばりの嗅覚を持つチャンスに絡む力。もうちょっと決定力があったら（DFの選手に求めるものでもないけど）、シーズン7，8ゴールは流れの中でいけるんじゃないですかね。チームの中に同じ役割をできる人が見当たりません。あえて言うなら、馬場とか。来年は、深澤も似た役割を任せるかもしれませんね。

もちろん攻撃面だけではなく守備面の貢献度も高く、さすがの対応で相手の前に立ちはだかる場面も多かった。何より、西が丘とかでも良く分かったけど、マテウスとかクレビーニョと一番コミュニケーション取ってる感じが素晴らしい。本当に通じてるのかよくわからなかったけど（笑）。何より、今のチームに数少ない明るいキャラクターが魅力的。

個人的には、ジョエル、平、山下とほぼ同格でチームのMVPだと思います。今日にンドカの加入があったように、近藤が引退してもなおとりあえず枚数では足りているセンターバックに補強したあたり、祥平はレンタルバックか他への移籍する可能性を考えざるをえないし、若狭も平も他から注目されてもまったく不思議ではない。残ってくれるかなぁ。