コンドルとカモメのVoyage

【Result】快勝でリスタート大成功~2020第15節vs京都サンガF.C.(H)~

time 2020/08/30

【Result】快勝でリスタート大成功~2020第15節vs京都サンガF.C.(H)~

なんかこの試合終わって、京都がうんぬんより、先週の北九州ってめっちゃ強かったんだなぁって改めて感じました。まぁあんだけハードワークするサッカーが絶対的正義ってわけではないんだけど、あれやられるとほんと心も体もダメージがグワっとくるというか、とんでもない疲労感を与えられてまうよのよね。そういう意味でこの京都戦は前節からどれだけ気持ちを切り替えられるか心配してたけど、まぁ京都の調子というかクオリティの問題もあり、スパっとすっきりする勝利を得ることができましたと。

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結果

=====東京V==京都====
(前半)  2 - 0
(後半)  0 - 0
=================
合計   2 - 0

●得点者
(20’)小池 純輝(東京V) 1-0
(45’+3)山本 理仁(東京V) 2-0

スタメン

(30’)奈良輪 雄太(out)→若狭 大志(in)
(60’)大久保 嘉人(out)→山下 諒也(in)
(80’)山本 理仁(out)→佐藤 優平(in)
(80’)小池 純輝(out)→クレビーニョ(in)

(46’)福岡 慎平(out)→野田 隆之介(in)
(54’)荒木 大吾(out)→石櫃 洋祐(in)
(67’)中野 克哉(out)→谷内田 哲平(in)
(67’)曽根田 穣(out)→金久保 順(in)
(76’)森脇 良太(out)→本多 勇喜(in)

今後の期待高まる実り多き勝利

まず大きなトピックとして、大久保のほか、近藤、森田、理仁をスタメン起用。大久保は60分までの起用となったものの、屈強なヨルディ・バイスを苦にせずボールの収まりは抜群に良く、適宜サイドに流れながらパスを引き出すす術はさすが。先制ゴールも右サイドで受けた大久保がファウルをもらってのもと。

当然、バイスを相手にするならいくら立ち位置でどうにかするとありつつもある程度のパワーは必要なわけで、ここを森田や潮音に託すのはなかなかしんどい。であったものの、前半にバイスが警告を受けていたことでハードな守備をしにくくなったであろう、60分で大久保を下げて潮音をフリーマンに据えるということができました。

近藤のスタメン起用に関しても、多少は若狭を休ませたいという意図もあったのではないかと。若干試合勘が鈍ってるなぁというプレーは見受けられたものの、結果的にピーター・ウタカとのマッチアップも勝利してシャットアウト。経験を生かしたプレーで、若狭や平とはまた別の良さも見せてました。

この日の京都の守備は、5-4でブロックを作って前線のプレスはウタカのみ。本当にその1枚。っていうこともあり、ビルドアップの際はCBの二人だけで十分。奈良輪の交代は、下がる際にメディカルスタッフが寄ってきてたので多少はコンディションや負傷の可能性はありそうな気がするものの、相手の守備の形を見れば両サイドは高い位置を取れるので、機を見てゴール前に入っていける若狭に代えたのは戦術的なものもあるんじゃないかと。

先制点は福村の左足から純輝が合わせてのもの。福村は何度か対面する飯田にスピードでぶっちきられるシーンもあり不安はあったものの、こうあって1点を演出できる左足があるんだからそれだけで起用する価値はあり。

そして前半終了間際、ジョエルから裏に抜け出す純輝へ、純輝が折り返し、理仁が落ち着いてコントロールしてファーサイドに流し込んでプロ初ゴールをゲット。この試合の公式バナーにもなったあのガッツポーズ、そして前半を終えてベンチに戻っていくときに一人ずっとゴールを噛みしめるように歩いている姿を見るに、相当ゴールを獲れてないプレッシャーがあったのか。てか、まともにシュートすらほぼ打ってこなかったけどね。
いやいやそんな、あんたまだ高卒ルーキーの年なんだからそんな気負わんでもよかよ。
キック精度は本当に高いんだから、今後はこのフロントボランチが主戦場になるだろうし、もっとシュート狙っていきなさいよ。
ただ……やはり後75分くらいに相手との接触もあってから、足をつったような仕草。90分戦い切れないスタミナ不足は当面の課題になるんじゃないかと。

後半はなんというか、大きな動きがなくそのまま時間が流れていった印象。相手が野田を入れて2トップにして押し込んでこようとしたものの、そこまで攻撃の精度は高くなるわけでもなく、危ないシーンってのはやはりサイドで飯田に突破を許した時くらい。残りの10分ちょっとは、優平を投入したあたりから落ち着いてボールを保持することができるようになり、完全にヴェルディのゲームに。追加点でトドメさせればベストだったけど、2-0のゲームとしては完璧な締めだったんじゃないかな。相手も雑なクロスを放り込むくらいで、マテウスの「キーパー」という声がよく響き渡りましたな。一回はハンド疑惑あったけど。

ここ数試合、ややオープンな展開でスペースができてくると山下のスピードを簡単に使うようになりがちだけど、そこでうまくいかず簡単に失って相手の攻撃を逆にまた食らうっていう時もあるので、無理になんでもかんでも山下を使う必要はないのよ。ましてリードしてるんなら、ちょっとスピードダウンしてまたボールを持てばいいと思うのよね。とはいえ山下は決定機を逸してますので。相手が追ってきたとはいえ、なぜ左足のほうに持ってくのよ。

まとめ

さて、水曜日はジュビロとアウェイゲーム。なんでキックオフ、19時半なん。
ジュビロは群馬と今節はドロー。ここから中2日ですからね、きついでしょう。前線の小川航基やルキアンと強烈なFWはいますが、守備はベテラン大目でスキはありそう。少なくとも北九州のように爆発的なハードワークで戦っているチームでもないんで、やりやすさはあるんじゃないかな。

うちとしては、京都戦では井出がお休みだったり優平もベンチスタートだったりと、理仁や森田のこの試合での活躍を考えれば選手層の厚みを感じることができた実り多き試合。クレビーニョも帰ってきましたし、潮音の魂の激走には心にグッとくるものがありました。

ヤマハでの試合ってなるとやはりプレーオフのことが思い浮かぶけど、個人的には2014も2015もあそこで試合見てるし、なんなら2015は勝ってるし、別にこうあの時のリベンジとかそういう気持ちはあんまりないですけどね。とにかくいい流れで臨めるゲームなので、連勝と行きましょう。

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