コンドルとカモメのVoyage

【Result】忍耐と修正力での勝利~2020第12節vs水戸ホーリーホック(A)~

time 2020/08/17

【Result】忍耐と修正力での勝利~2020第12節vs水戸ホーリーホック(A)~

あの前半の出来を見て、誰が2-0で完勝するなんて思いますか?思いませんよまったく。まぁね、これまでは正直、逆の立場のほうが多かった。前半から押せ押せでいい感じにボールを持ってそこそこチャンスを作って「このままいけばゴールは時間の問題だ」なんて思って。ところが後半に、セットプレーとかカウンターでスコーンとやられて。それが見事に逆のことをヴェルディがやっちゃうわけですから、サッカーってわからんもんですね。

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結果

=====東京V==水戸====
(前半)  0 - 0
(後半)  2 - 0
=================
合計   2 - 0

●得点者
(59’)佐藤 優平(東京V) 0-1
(90’+4)山下 諒也(東京V) 0-2

スタメン

(46’)小池 純輝(out)→森田 晃樹(in)
(67’)井出 遥也(out)→山本 理仁(in)
(82’)端戸 仁(out)→大久保 嘉人(in)
(82’)佐藤 優平(out)→澤井 直人(in)
(86’)井上 潮音(out)→山下 諒也(in)

(59’)山谷 侑士(out)→松崎 快(in)
(66’)アレフ ピットブル(out)→中山 仁斗(in)
(66’)奥田 晃也(out)→山口 一真(in)
(82’)岸田 翔平(out)→河野 諒祐(in)
(82’)平塚 悠知(out)→平田 海斗(in)

素晴らしい修正の結果

前節からベンチメンバーを阿野から大久保に変えた以外、まったく変化なしのヴェルディ。毎試合ローテーションし、8人入れ替えた水戸。最初に言うけど、勝ったら良し、とは俺は思えません。選手はどんなにキツかろうが、スタメンに選ばれれば意気込んで出場します。ちょっとやそっとの痛みとか疲れで「今日ちょっと無理っす」なんて言いません。
当然、選手たちを間近に見ているのはコーチ陣であり俺らサポーターじゃありません。だから選手のコンディションのことをあーだこーだ言う材料は、俺らは週1または2回の試合でしか今は持っていません。スタッフたちが大丈夫と判断しているから送り出している、そう思っています。

ただ今年のこれだけの連戦は、過去に誰も経験してません。まぁ中学生とか高校生とかはこれくらいのスパンで公式戦することは多々ある…とはいえ。コーチたちが大丈夫と思っても大丈夫じゃなかった、ってことは必ずどこかで起こりえると思います。

勝利は大事。ベストメンバーで臨むのはプロとして当然。
でももう少し調整してあげないと、どこかでガタが来るんじゃないか。もし今シーズンをなんとか乗り切ったとしても、来シーズン以降に影響が出てくるんじゃないか。心配でたまらず、俺はあまり今の起用法が良いとは思えません。

……っていう長めの前置き。

戦術的な面でいえば、ヴェルディの4バック+アンカー、さらに井出を相手の2トップと4人の中盤の6人でガッツリ前からマンマークしてハメに来たのに見事やられていたなと思います。よくまぁこの時間帯に失点せずに済んだと。
ただ戦い方もそうですけど、やっぱりヴェルディの選手は簡単なパスやトラップミス、一瞬の緩みみたいなのがどうしても見えてしまう。疲れてるんだなぁ、そう思ってました。
ただ給水タイムを終え、前半30分すぎくらいからかなぁ。
ガッツリ組まれていた水戸のプレスに対し、ヴェルディは後ろを奈良輪を肩上げして福村、平、若狭の3枚のボール保持に近い形にして水戸の2トップを外せるようになると、優平が前を向いてプレーする機会も増え、奈良輪のオーバーラップもうまく絡んでいけるように。大きなチャンスは優平のミドルくらいだったけど、前半序盤に比べたら良い兆しが見えたなかでの折り返しとなりました。

後半から森田をフリーマンに投入。これが大成功。
森田は端戸よりもかなり低い位置までボールを受けに降りて、各所で数的優位を作ることに貢献。水戸のプレスが弱まったのもあるとはいえ、これでリズムを作りつつ、中盤から前にボールが渡れば裏に抜ける動きで相手ディフェンスラインと駆け引き。井出からのスルーパスに抜けだしたとこでファールをもらい、そのFKを優平がゲット。優平は前半からキックがなんかしっくりきてない感があり、このFKも壁に当ててしまったけどそれが功を奏して見事なコースに。秋葉監督が「お祓いにいきたい」と言うのもわかりますわ。

その後は双方ともに大きなチャンスなどがない時間が続いたものの、ヴェルディは大久保を投入したあたりからややリズムが上昇。やっぱりうまいですねぇ。サイドでボールを持っているところで、中央にいた大久保がスッと下がってボールを受けてダイレクトでスペースに出したプレーなんかはさすが。あ、チャンスはないっていったけど、フクちゃんがあったわ。あれは決めてくれよ、フクちゃーーーん。

そんなこんなで後半ロスタイムに、山下がプロ初得点。その数分前のプレーで「シュート打たんのかい!」ってのがあったので、今回はしっかりゲット。理仁もさらっとアシスト。見事に2-0で快勝となりましたとさ。

まとめ

まぁ起用の件は、現場がベストな判断をしてくれればそれで良しです。
まったく疲労とか考えてないわけはないのはわかってはいますが、ほらやっぱり、野球で酷使されてダメになった選手とか見てるからさ。それのせいか。

とにかく次は中2日で松本。前節やっと勝ったとはいえ反町さんいなくなって随分と弱体化してるみたいだし、チャンス。前みたいないやらしさはなさそうなんで、3連勝といきましょ。

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