コンドルとカモメのVoyage

【Result】これがやりたかったことです~2020第5節vsヴァンフォーレ甲府(H)~

time 2020/07/16

【Result】これがやりたかったことです~2020第5節vsヴァンフォーレ甲府(H)~

まずは、この味スタでのホームゲーム開催に尽力されたクラブスタッフの方々、ボランティアの方々らに感謝したいと思います。こういう状況で難しい対応が迫られましたが、俺らが味スタに帰ってこられたのは皆さまのお陰です。本当にありがとうございます。

俺らの人生でもっとも心を動かし続けてきたものが目の前で行われているわけですから、どんなに我慢してもその感情が何かの行動に表れてしまうので、やはりこう、決められたルールからはみ出した行動はあったのかなーって気はします。感染拡大防止の観点からは問題ないとは思うけど、それってルールの観点からはグレーだよね、ってことが。
それをすべてOKとするのは違うとは思うけど、新しく何かをはじめれば何かしらの問題は起きるもの。今後の反省というか改善点というか、やっていくなかでルール面の変更を含めて議論されていくものだと思います。

とにかく昨日は久々のスタジアムでの観戦を思いっきり楽しむことができました。
応援もできない、ただじっと座って見る…なんて行く意味あるのかな?と思っていたけど、飛田給の駅から味スタへの道も、味スタの入場ゲートをくぐってからスタンドに入るまでの道も、気が付いたら早歩きになっていて(笑)。
ワクワクが止まらないというか……久々に味わった感覚というか。
改めて、スポーツ観戦の良さを体感できた1日になったなと思います。ま、これもヴェルディが快勝したからこんなこと言えるのかもしれませんけどねw

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結果

=====東京V==甲府===
(前半)  1 - 1
(後半)  3 - 1
=================
合計   4 - 2

●得点者
(37’)井上 潮音(東京V) 1-0
(44’)今津 佑太(甲府) 1-1
(58’)井上 潮音(東京V) 2-1
(66’)井出 遥也(東京V) 3-1
(75’)若狭 大志(東京V) 4-1
(78’)山田 陸(東京V) 4-2

スタメン

(46’)佐藤 優平(out)→森田 晃樹(in)
(68’)奈良輪 雄太(out)→福村 貴幸(in)
(68’)小池 純輝(out)→山下 諒也(in)
(75’)井出 遥也(out)→新井 瑞希(in)
(88’)端戸 仁(out)→中野 雅臣(in)

(64’)太田 修介(out)→ドゥドゥ(in)
(64’)中村 亮太朗(out)→ハーフナー マイク(in)
(72’)泉澤 仁(out)→中山 陸(in)
(72’)松田 力(out)→宮崎 純真(in)

攻守のキーマンとなった若狭

まずメンバーから見ると、連戦という中でもヴェルディは基本は大きな変更はなし。逆に甲府は、岡西、今津、太田以外の8人は入れ替えてのスタート。ハーフナー、バホス、ドゥドゥといったパワフルなプレーヤーもいなければ、ダブルボランチも中村、山田という若いコンビ。完全ターンオーバーで臨んできました。
他会場でも同じくらい入れ替えて臨んでいるチームもあったようで、やはりこういう時期、また今年という状況を鑑みて、今後もこういう編成になることはありそうです。

ヴェルディは、若狭がサイドバック…というかかなり流動的なポジションをとる変則的な4バック。永井さんいわく「相手が3バックでも4バックでもどちらで来ても対応できる準備はしてきた」とのことで、相手が1トップでプレスにくるのに対しては平と祥平の2人でボールを持ち、ジョエルが出口となってビルドアップ。若狭も最初はジョエルと同じくらいの高さに位置取っていたものの、前半20分過ぎ、飲水タイムのちょい前かな、永井さんから「もっと前でOK」みたいに指示されていたような気がします。

基本は純輝が大外レーンに張り、若狭は優平とレーンが被らないように位置を調整。相手がそこまで強めにプレスをかけずにビルドアップで低い位置を取る必要がなければ、かなり中央の前目にポジションを移していました。

2018までのロティーナ体制では直也がいることで3と4の可変ができましたが、今は若狭が完全にその役となっています。若狭は足元のスキルもあり強い縦パスを出せ、また「なぜそこにいる?」という形で、過去に所属してきたチームではゴール前に顔を出して得点を奪ってきました。この試合でも前半に決定機1回、そして後半は見事とどめの一発を突き刺しました。「なぜそこにいる?」ではなく、明確に作り出した形だと思います。

ワイドストライカー潮音が大当たり

もう1つこの試合の大切なポイントとしては、井出と潮音のポジションをこれまでと入れ替え、潮音がワイドストライカーに入ったこと。もっとも、自分も現地で見ていてそのチェンジにあまり気づかなかったぐらいで、試合中はかなり頻繁にポジションチェンジしてましたが。

結果的にこれが大当たりして潮音は2ゴールに絡む活躍。1点目は相手が引いた中で細かくパスを通してGKと1対1、2点目は純輝のスピードを生かした形からワイド→ワイドのゴール。去年の西が丘でジャイルトンのパスから決めたのと同じ形。どちらも永井さんが目指している得点の形でしたな。

ただし。
もともとさほど守備の強さはない甲府が、この試合はメンバーチェンジもあり、大宮と比較するとかなりスカスカだったのは忘れちゃいけません。これで「永井サッカーの完成や!」なんて言うのは当たり前だけど早い。

5-4のブロックを敷いていながら、ライン間に選手はゆるゆる、パスコースも切られていない。そりゃあの位置で簡単に前を向かせてボールを受けられれば決定機になりますよ。
2点目も同じ。

https://twitter.com/J_League/status/1283372490455003138

若狭の縦パスが素晴らしかったのはもちろんあるけど、これであっさり甲府の2ラインを裏返すことができ、かつ受けた先の端戸も余裕を持って前を向けるという。この5分くらい前のシーンで純輝は対面する荒木にスピードで勝ってサイドを突破しており、若狭からの縦パスの瞬間にすでにトップスピードで走り出している。端戸のスルーパスも、信じてファーに走りこんだ潮音も完璧なゴール。

井出のゴールはもう言うまでもないですね。彼のスキルはもちろん、潮音、奈良輪の走り出しでできたスペースを有効に使ってのゴール。現地で見てたときは「いや被ってるよ!」って思ったけど、うまく相手を引き付けられましたな。

終盤は活躍した選手をベンチに下げられる安心の策。今季初出場となった瑞希もいきなりゴールに絡み、森田も福村も安心のプレー。山下はドリブル突破の意気込みは良いもののやや視野が狭くなってしまったり、シュート精度に課題があったり。ま、その辺も出場したからこそ表面化しているものなので、良さは失わずに精度を高めていってもらえれば。

なお、みんなが期待の雅臣は残り5分で端戸に代わって出場も、さっそうと左サイドバックの位置に(汗)。そうじゃないんだ、俺らが見たい雅臣はそれじゃないんだ!…って思いもありながら、まぁ試合展開的にしょうがないか。福村がセンターバック気味になり完全5バックに。なんか攻撃時にはスルスル前に行ったこともあったけどボールは出てこず。まぁ次に期待しましょ。

まとめ

ってことで、相変わらず高さ不足の課題はあったものの良いところがたくさんあったゲーム。なかなかこう、これまではキーとなる試合、この日でいえば観客を入れての初のホームゲーム、で良い結果を残せていなかったですが、これが継続できれば今後はもっとお客さんも増えてくるでしょう。まぁ1500人くらいかなーと予想してたけど、残念ながら天気もありそれを下回る1346人でしたから。

次は中2日で(DAZNの実況はずっと“中3日”って言ってたけど)アウェイの千葉戦。千葉はやや遠方アウェイということもあってかGK以外の完全ターンオーバーして、超新星の櫻川ソロモンのゴールで勝利。勢いはありますな。

千葉県民の自分が、県を跨いでなんなら都を東から西へ横断して行く味スタでの観戦はOKで、原付移動のフクアリでの観戦は、ヴェルディサポーターという理由でNGというのはなんかコロナ観戦防止の観点からすれば非常に腑に落ちませんが(笑)、大人しくDAZN観戦します。
(まぁ厳密なことを言えば、アウェイ観戦に関してのみは禁止事項ではなく“自粛要請”事項なので、グッズは身に着けずにメインスタンドとかで観戦するぶんには問題ないはずなんですけどねー)

ではではまた週末に!

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