コンドルとカモメのVoyage

【Result】予想通りの展開で完敗~2020第4節vs大宮アルディージャ(A)~

time 2020/07/12

【Result】予想通りの展開で完敗~2020第4節vs大宮アルディージャ(A)~

やっぱGKはマテウスでしたね(笑)。
足元の技術はさておき、GKとしての総合能力は柴さんもマテウスも変わらないから柴さんのほうが上なんじゃないかと思ってる(じゃなきゃ開幕戦でマテウスが起用されてるはず)ので、そのままの可能性も十分あると思ったんですけどね。ま、昨日も問題なくプレーしていた(とも言い切れないシーンは少しあったけど)ので、しばらくマテウスでいくんだろうなと思います。

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結果

=====大宮==東京V====
(前半)  1 - 0
(後半)  0 - 0
合計   1 - 0

●得点者
(1’)渡部 大輔(大宮) 1-0

スタメン

(46’)小池 純輝(out)→井出 遥也(in)
(46’)井上 潮音(out)→藤田 譲瑠チマ(in)
(62’)藤本 寛也(out)→森田 晃樹(in)
(85’)山下 諒也(out)→クレビーニョ(in)

(33’)酒井 宣福(out)→翁長 聖(in)
(62’)黒川 淳史(out)→イッペイ シノヅカ(in)
(82’)渡部 大輔(out)→石川 俊輝(in)
(82’)戸島 章(out)→富山 貴光(in)

そりゃこうなるわな、という試合

ヴェルディのスタメンは予想通り、前節後半の4バックの形に、純輝が左ワイドストライカーでスタメン。井出から代えたあたりは、両サイドにスピードのあるアタッカーを置いて、カウンターのチャンスがあればそこで仕留めたいという狙いがあったのかもしれません。

前半1分にあっさり失点。
右サイドのスローインからマークの受け渡しがうまくいかず低めのクロスを入れられると、若狭のクリアミス、そして純輝がボールウォッチャーになってしまい渡部にぶちこまれる。純輝はこれまでも何度かクロスの守備対応においてマーカーを見失うことが多いなという印象。

はっきり言って、これでもうこのゲームの流れが決まってしまったようなもん。
守備に自信のある大宮(って2年前までの彼らを考えると違和感しかないんですがw)は5-4のブロックを形成してガッツリ守り、ヴェルディがボールを持ってぐるぐる回すも崩し切れず、カウンターを食らう形。セットプレーで2点目を失わなかった点だけがある意味想定外ですわ。

前半は、奈良輪、若狭、平の3枚でボールを回し、福村は状況に応じて左サイドで幅をとったり、ボランチの位置に入ったりと流動的に。それが効いていたとは思えないですが、相手の立ち位置を見ながら形を変える形はまぁありなんじゃないかと。

ただこの形の場合3バックの右に奈良輪になるので、それはどうなんだと。それならクレビーニョのほうが面白いなと思うし、とはいえこの蒸し暑い時期に最後まで走れる奈良輪を外すのは考えられないし。っていう意味で、テクニックがあって、走力もある澤井が今年は右サイドアタッカーとして期待されてたはずなんですけどね。マジ頑張ってくれよ。
「最後の崩しには自信を持っている」と永井さんが試合前インタビューで語っていたように、とにかくこの1週間は大宮のブロックを攻略するための練習をしてきたことでしょう。両ワイドストライカーはサイドに張るだけじゃなく斜めにランニングしてみたり、タテパスを打ち込んでワンタッチですらしてみたり、3人目の動きを多用してみたりといろいろなアイデアは見れました。そういう意味では、いいチャレンジはしていたんじゃないかと。

ま、結局崩せなかったわけですけどね。これはもう力不足。
山下や端戸はあっさり相手DFにつぶされて奪われるシーンもいっぱいあったし、これはもう個の差。チームとしての差。

結局いつも通り、ボール支配率は高い、パス本数は多い、でもシュートは少ないの3点セット締め。後半は後ろを4枚、基本は平と若狭の2枚でビルドアップをスタートすることで大宮の守備の基準点をズラすことには成功していたように見えた(それによって奈良輪も本来のサイドで持ち味を出せた)んですけど、まぁ知将・高木琢也ですから、時間とともに対応してきますよ。

結局、寛也がカットインしてミドルを打ったシーンくらいしかゴールの臭いを感じるシーンはなく、交代カードも効果的にはならず(クレビーニョのアイデアは面白そうだったけど)、予定通り0-1で敗戦。大宮は守備の時間が長いぶん楽しくはないだろうけど、危なげなく完勝って感じじゃないでしょうか。まるで2018のヴェルディみたいです。

そもそもベンチメンバーがやはり貧弱。
1点をもぎ取るぞ!あるいは1点を守り抜くぞ!っていうメッセージ性がある交代ができなさそうなメンバーばかりで、言ってしまえば、スタメンの“スペア”になるようなタイプの選手ばかり。ほんとにヨンジなり陵平なり特徴が違う選手がいれば違ってくるんでしょうけどね。ないものねだりしてもしゃあないですが、この編成にしたのは自分たちであり永井さんですから。

まとめ

祥平が出場停止なあたりで普通なら近藤が少なくともベンチには入ってくるであろうってとこで不在なのを見ると、やっぱり彼もケガなのか。レアンドロ、大久保、理仁もそうだし、復帰したとはいえマテウスもケガだったし、クレビーニョも90分戦える身体じゃないように見える。

本当に、8月の過密日程が不安でしょうがないですわ。
ま、松橋、石浦、馬場にもチャンスは回ってくる可能性はあるだろうけど、もう昇格を狙うとか上を目指すとか到底言えない布陣になりそうな気はしますけどね。

水曜には、やっと観客がいる味スタに帰ってきます。
相手の甲府も好調だけど、頼みますよ。

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