2019/01/29
数日前にですが、Twitterをにぎわせたある投稿。それは、Jリーグ全クラブの公式YouTubeの投稿本数、総視聴回数、1投稿あたりの視聴回数を集計したもの。
なんと、このなかで投稿本数に関して、ヴェルディはJクラブ1位ということみたいです。確かに、ここ数年は動画の本数がやたら多いなぁとは感覚的に感じてはいましたが、まさか4月25日時点で2,980本で、2位アルディージャの1,558本からおよそダブルスコアの数値だとは。
もちろんチャンネル開設日が2010年8月とこれまたJクラブの中で比較的早いということもありますが、それにしても驚くべきことだと思います。いやー、ヴェルディにもJクラブの中で一番になれることがまだあったんですね(笑)。
その一方で、1投稿あたりの視聴回数は1,742回で全クラブ中47位とかなり下の方。チャンネル登録者数が7,180人と中の上くらいの人数がいる中でこの回数というのはなかなかどうしたものか、と思うところもあります。この点に関しては厳しい言葉をTLの中でもいくつか見ました。
とはいえ、この2つを掛け合わせた総視聴回数に関しては11位、今季のJ2では2位となっているので、この点は十分に評価していいものではないでしょうか。ある程度の本数をアップすれば、古いものはすぐに消えていくので1本あたりの再生回数は伸びないのは当然です。
もともとクラブが投稿する動画というのは、基本的にはそのクラブのサポーターが見るものだと思います。そういう意味ではクラブのサポーターの数が1投稿あたりの視聴回数には特に直結するでしょうし、サポーターの数が多いだけでなく動画のクオリティも高いマリノスや、イニエスタ効果が絶大なヴィッセルが上位に来るのは納得。ヴィッセルなんて最近はほぼプレー動画集ばっかりですが、イニエスタの2本だけで12万回。さらに喜ぶべきことではないでしょうが、コロナから復帰した酒井高徳のメッセージ動画がすでに7万回越えで、結果的に他サポも見たでしょうから。
なので、悲しいかな、サポの数が決して多くはないヴェルディは大量に投稿することで総合的な数値を伸ばしている、それは明確なビジョンを持って頑張ってやっているってことだと個人的には思います。正直な話、めっちゃ凝った動画を作ったとこで視聴回数もたかが知れているのであれば、最近アップされているような5分以内(というか2分以内も多々)の動画をサクサク作ってサクサク上げていくのが効率もコスト的にも良いことだと思います。
新型コロナで在宅を余儀なく中でも、選手はもちろんコーチ陣も登場しての自宅でできるトレーニング動画など、毎日コンスタントに投稿しているのは素晴らしいこと。Twitter、Instagram上でも毎日何かしらの投稿をし、ベストプレーヤーやベストゲーム、そしてヴェルディ君の卵など、他のクラブがどれほどかはわかりませんが、ヴェルディはよくやっていると本当に思います。スタッフの方々の努力は素晴らしいですし、何かの形にしたいな、自分も協力できることがあればしたいなと思います。
とはいえ、1本あたりの視聴回数を伸ばす手立てはまだあるんじゃないかと思いますよ。例えば、動画のサムネイルはもうちょいどうにかならないかと。あまりにインパクトもなければ、センスもない。サムネイルで引き付ける、っていうのをいっさい考えていないので、ここはもうちょいどうにかすべしかなと。
ちなみに集計データをアップされた安田良平さんのアカウントでは、その後にプロ野球やBリーグなどの集計も上げてくれているので、もう少し詳しく見ていくと何かヒントになることが出てくるかもしれません。このコロナの状況は正直、まだまだ長く続いていくはず。そうなったとき、YouTubeに力を入れていることは必ず何かチャンスをつかむことになるはずですから。