【2020ライバル雑感】ファジアーノ岡山

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今オフはどのチームも選手の出し入れが激しいですが、そのなかで比較的穏やかに、必要なところだけ入れ替えながら的確に強化したなぁという印象なのがファジアーノ。GKの一森純がガンバへ移籍し、中野誠也がジュビロへレンタルバックになった以外は大きな放出はなし。

一方でパウリーニョと山本大貴を松本山雅から、白井永地と昨シーズンは大宮からのレンタルでプだった清水慎太郎をホーリーホックから、上門知樹と徳元悠平を琉球からと、各クラブから主力を2人ずつ獲得。新加入選手がスムーズにフィットしやすい形でしょうか。清水については、2013年から1年半ファジアーノでプレーしており、久々の復帰。戦力として確実に上積みすることができたオフとなりました。

もともとセカンドチームを持っていたこともあり、今季も現状の登録選手数は36人とおそらくJ2最多。FWだけでイ・ヨンジェやレオ・ミネイロの外国人から若手までなんと12人もおり、これはちょっと余剰すぎる気はします。ただここ数年は“最大値”としてはJ2でも上位を狙える層を持っていながら、ケガ人続出でシーズンを通して安定した戦いができず、特に得点力不足に陥って失速した経緯もあるのでそれを考慮してか。

守備陣は安定しているのでこの豊富な手駒をいかに使って得点力を伸ばせるか、それができれば少なくともプレーオフ圏内は固いでしょう。