【2020ライバル雑感】ザスパクサツ群馬

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J3昇格組ってのはほんとうにわからん。去年の琉球のように大きな波に乗ることもあれば、鹿児島のようにある程度は「やっぱ昇格組だよね」っていう成績に落ち着くこともある。昇格したときに戦っていた骨格を大事にして補強は最小限にとどめるのか、J2仕様にすべく一気に選手を集めるのか。

群馬の場合は、もともとレンタル組が多かったこともあり、後藤京介（→ヴァンフォーレ）、姫野宥弥（→トリニータ）、榎本樹（→松本山雅）らがそれぞれレンタルバック。チーム得点王の高澤優也はトリニータへ、右サイドバックの吉田将也が松本山雅へ引き抜き。移籍してもおかしくない実力を持っている加藤潤也は残留したものの、特に中盤から前はある程度の入れ替えは避けざるをえなくなってしまいました。

加入選手はいわゆる“大物”っていう選手はいないものの、アルディージャから大前元紀、ヴェルディから内田達也と柱になれる選手を獲得。さらにガンバの下部組織育ちの 平尾壮をゼルビアから、小島雅也をベガルタから、宮阪政樹と岩上祐三を松本山雅からとJ2で実績を残してきた選手たちを獲得。彼らがシーズンを通して出場できるのであれば、大崩れはしないのかなという印象。特に内田に関しては、昔はケガに泣かされてきた印象があったものの、2017、2018と昇格を争うヴェルディでほぼフルタイム出場しているのでその心配はほぼなさそう。

とはいえ、チームを昇格に導いた布啓一郎監督が退団したこと、またJ2である程度戦ううえで必要な外国人FWが不在（チームに外国人がいない）なので、状況によっては夏に獲得するのか。