2019/01/29
永田を期限付きで放出した以上、確実に補強しなくてはいけなくなっていた左サイドバック(というよりこの加入が決まったから永田を出したんだとも思いますが)。このストーブリーグ序盤ではどうやら水戸の志知を狙っていたようですが横浜FCに奪われ、だったらアンカズ!って思ってましたがおそらくすでに動いていたであろう山口に奪われ(なのかなー)。正直に言っちゃえば第一希望ではないにしろ、左利きの左サイドバックの獲得に成功しました。
福村貴幸、28歳。大阪桐蔭高校から京都に加入し、5シーズンに渡りプレー。ずっとJ2ではあったものの、大木武監督にこのまれ2013年には41試合に出場。その後清水へ移籍してそれなりに出場した後、岐阜へ移籍して再び大木監督の下へ。
「大木サッカーのブレーン」
なんて言葉をTwitterを漁っていたら見かけました。2017年は38試合、2018年は35試合と主力として活躍。得点こそほぼないものの、チームの実力として厳しい岐阜においてその左足から多くの得点機会を生み出していたようです。左サイドバックを主戦にしながらボランチやセンターバックでもプレー可能。永井サッカーでは理仁がサイドバックを任されることも多かったように、いわゆる古来のサイドバックのような激しいアップダウンやオーバーラップよりはゲームを作る能力を求められているようなので、その点が評価されているのではないかと。
一方でそれだけ主力として活躍しながら2018年オフに戦力外となったのは、どうもシーズン終盤に気の抜けたプレーで大木監督に激怒され、出場機会を失ってしまったかららしい。確かに、2018シーズンは第3節から36節まで累積での出場停止を除けばすべてフル出場しているのに、ピタリと37節以降はベンチ外となり、そのまま契約満了となってしまったようです。
実績的にはJ2レギュラークラスの力がありながら、昨年はガイナーレへ。「J3にいるような実力の選手じゃない」という鳥取サポの言葉の通り、1試合の欠場を除き全33試合にフル出場。左ウイングバックを主戦にしながら、シャドーやボランチなど中盤中央でもプレーしていたようです。
奈良輪は奈良輪の良さがあるとはいえ、本来は永井さんが求めるプレースタイルではないのかなっていう印象もあるので、福村の加入は楽しみ。去年は残念ながら永田が奈良輪の地位を脅かすには至らなかったので、今年は熾烈なポジション争いが生まれると良いなと。もし福村に目途が立てば、奈良輪を右に回すこともできますしね。
にしても、岐阜、鳥取と所属してきてるのでヴェルディのユニフォームは似合いすぎるでしょうね(笑)