コンドルとカモメのVoyage

【Result】道のりは長い~2019第26節vs京都サンガF.C.(A)~

time 2019/08/06

【Result】道のりは長い~2019第26節vs京都サンガF.C.(A)~

なんていうんでしょうか、言葉が出ないってはこのことで。試合後に挨拶に来る選手に、ほとんどの人が何も言えない。どんな言葉をかけたところで、すべて空虚というか。こういうゲームが起こりえるってのは聞いてはいたけど、いざ実際に起きてみるとまぁほんと残念というか、リアクションに困るというか。そんな感じですね。

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結果

=====京都==東京V====
(前半)  3 - 0
(後半)  1 - 0
=================
合計   4 - 0

●得点者
(16’)一美 和成 (京都) 1-0
(17’)ジュニーニョ (京都) 2-0
(26’)一美 和成 (京都) 3-0
(48’)宮吉 拓実 (京都) 4-0

スタメン

(HT’) 平 智広(out)→内田 達也(in)
(HT’) 李 栄直(out)→澤井 直人(in)
(62’)レアンドロ(out)→端戸 仁(in)

(73’)ジュニーニョ(out)→中野 克哉(in)
(80’)宮吉 拓実(out)→冨田 康平(in)
(88’)小屋松 知哉(out)→金久保 順(in)

守備でミスすれば失点し、シュートを打たなきゃ点は入らない

細かい戦術的な部分で、しっかりやってくる京都が相手ということで見ていきたいところではあるんですけど、いかんせん0-4というゲームを見返す気にはならない。というかこの試合、決着がついたのはそもそもそんな戦術以前の問題でしたから。

1点目は相手からのロングボールをヨンジのヘッドでのパスがずれて奪われ、最後は一美に押し込まれる。まぁ長いボールの対処だからミスっていうのはかわいそうだけど、単純に跳ね返すんじゃなくて大事につなごうとした結果がこれ。
最後のフィニッシュシーン、今シーズンどこかで似たようなの見たなぁって思ったら、ホームでの京都戦に同じく一美でした。ゴール前なら、ディフェンスに囲まれようがなんとしてもシュートを打つ。まさにストライカー。その結果がディフレクションしてループ気味になってゴールに流れたわけです。別に崩し切らなくても、こういうゴールは生まれるんですよ。

2失点目は言いようもないミス。後ろから繋ぐサッカーしてればいずれこういうことが起きる。とはいえ、1失点目から数分…というか数十秒後ってタイミングが悪すぎた。これで一気にガクっと。

3失点目はオフサイドなのかはわかりませんが、どちらにしろセンターバックに不慣れな理仁を置いてりゃこういうことは起きる。ヨンジもオフサイドと思い追うのが甘かった。
はい、これで0-3。
とはいえ、前半の10分以内に2つの決定機をこちらは作っているわけでさ。多分今の京都の完成度からすると、10回やったら7,8回は負けるんじゃないかっていう差があったように思います。でもこの試合単体で考えれば、そこで少ない決定機をモノにして1点2点でも奪えていれば流れはまったく違ったはず。3点奪われようが、まだまだいけるぞ!って空気で残りの時間を戦えたはずなので。

平のケガと、どこかフワっとしていたヨンジの両CBをハーフタイムで交代。守備のタイトさを指示したのかもしれませんが、右サイドでキープする一美に理仁がタイトにしつこくいきすぎた結果、中央で宮吉がドフリーに。なんなくパスを通され4失点目。

後半、シュートゼロ。シュート、ゼロですよ。
はたして、4点を奪い返すサッカーだったのか。それとも永井監督のやりたいことを貫くサッカーだったのか。4失点をした以上、現実的に勝利が難しいのはみんなわかっています。それでも最後まで応援を続けるのは、1点でも多く返してくれると信じているから。リーグ戦ですし、得失点差もあるわけですし。そんな思いはむなしく、ただただ時間だけが過ぎていきました。

京都は完璧なチームではありません。むしろ前から追ってきてくれるぶん、それを剥がせばチャンスは作れたはずだし、前半に決定機を作ったようにスキは十分にありました。後半だって、4点リードしながら甲羅に籠ることもなかったわけですし。

まとめ

町田からの3試合連続で枠内シュートゼロ。
J2上位と下位くらいの実力差なら、普通にやれば1本くらいは枠にいくでしょって、俺は思いますけどね。それだけ、異常なサッカーをしてるってことです。

「永井さんの目指してるサッカー、これであってますか?」

ゴール裏で言い放った人、俺はあのあんまり人好きじゃないけど、これに関しては同じ気持ちだったな正直。
今はまだ4試合目、生みの苦しみ。そう思うしかないのかもしれませんし、クラブとしてもある程度は長い目で見て永井さんを起用したのだと思います。俺らはもっと苦しい状況をこの10年近いJ2生活で経験してるのでまだまだやれますけど……正直、不安です。

今年も、しゃがむ年なんでしょうか。
状況的にそうなっちゃったのはしょうがないし、そう割り切ったらまだやれるのかもしれないですけど、いろんな人がまた離れていきますよ。きっと。
次、勝ちましょう。試合の反省はちゃんと次のゲームで反映されてほしい。そうすればまだ希望は持てるから。

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