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【東京ヴェルディ2019前半戦総括】こんなはずじゃなかった

time 2019/07/16

【東京ヴェルディ2019前半戦総括】こんなはずじゃなかった

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誤算の積み重ね

本当は丁寧に項目に分けて、ポイントを絞って分析していこうと思っていたんですけど……振り返ったところでネガティブな気持ちになりそうなので、ざっくり目にいきます。

まずシーズン半分を終わった段階でのの成績を見てみましょう。

7勝7敗7分 勝ち点28 得点28失点29 14位

一概に比較することはできませんが、いちおう過去2年の同時期もの。

2017年 10勝7敗4分 勝ち点34 得点31失点23 5位
2018年 8勝5敗8分 勝ち点32 得点28失点21 9位

数字上大きな差はないですが、勝ち点-4と順位が下というのが何よりもの結果。得点・失点に関しては相手のスタイルも影響するし、今年はリーグ全体として守備重視のチームが多い印象なのでそのなかで同得点なのはいいのかもしれない(じゃあ失点多いのはなんや、って話ですが)。

まぁそんな昨年との数字の比較はさておき。

羽生社長、竹本GMらが描いていたのは、おそらく「去年はロティーナさんの元で守備をしっかり学んだ。大幅にメンバーが変わらない限りは大きな破綻はないし立ち返るところもある。攻撃のエッセンスを加えれば今年はいけるぞ!」だったはず。

開幕数試合の守備の不安定さは、攻撃に舵を切ったことによって生まれたものだと自分も思っていました。ところが連続して大敗した京都戦、鹿児島戦で浮き彫りになったのは、「守備の基本なんてほとんど身についてなかった」ってこと。あるいは忘れてしまったか。

前線からのプレスも、ブロックを作ってのセットディフェンスも、ロティーナ体制下で試合単位で仕込んでいたものは結局その試合限りのもので、彼らのベースになっているものではなかった。だから「言わなくてもその辺は大丈夫だよね」という基本的なことができず、安易な失点を重ねてしまった。

もちろんギャリーとしても、「こんなはずじゃなかった」と思ったはず。
「聞いてた話と違うよ」とも思っているのではないでしょうか。

もっとも、じゃあ守備がどうであれそのぶんの攻撃を仕込めているかと言われれば、そうでもないわけで。キャンプでやっていたと言われるような細かいパス回しは鳴りを潜め、開幕数試合の頃に少し片鱗を見せていた、後ろからどんどん人が飛び込んで絡んでいく積極的な攻撃はどこへいったやら。

すべてがギャリーの責任というわけではなく、編成上の問題もあります。

コイッチ、ヴァウメルソンの2人は大外れ。本気で今シーズンの昇格を目指すのであれば、ドゥグとアラン以上の活躍ができる存在として、即戦力であるべきであったのに。コイッチはまだしも、ヴァウに至っては全フィールドプレーヤーでもっとも出場時間が少ないというありさま。幸輝や泉澤に代わるドリブラーと期待されながら、その片鱗はまったくもって見えません。対面の一人すら抜けず、プレーは軽く、ボールの受け方も悪い。なぜかTMで得点を取ってる不思議はありますが。

懸念されたセンターバックは、まぁ人数的な少なさもあってもっとも不安視されていたけど、現状そこまで問題はないと思います。もうちょっとビルドアップができれば……と思いますが、守れて、足元も良くて、なんてCBはJ2じゃそういませんから。平が地味に安定しているのが何より。ヨンジも気持ちのこもったプレーを続けているし、若狭も安定してる。

問題は両サイド。
純輝がキャリア記録のゴールを重ねているのは嬉しいことだし、奈良輪は安定しているけど、この2人に続く存在が不在。アンタツはルーキーだからしょうがない…とはいえ大卒なのでもっとやってほしいし、永田も正直物足りない。奈良輪の負傷により本職のサイドプレーヤーが不在で、寛也や、天皇杯では梶川がこのポジションを務める始末。
田村や若狭は守備はいいけど攻撃はできない。
アンタツは力不足。でも走力と攻撃力はマシ。
少なくとも純輝がもう一人欲しいな、という感じ。もっとも補強が必要なポジションです。

レアンドロは相変わらずの稼働率。端戸も常にケガと隣り合わせ。
編成のアンバランスさは、ちょっとギャリーにとっては気の毒だとも思います。

こうやって見ていると結局感じるのは、ロティーナ&イヴァンがいかにすごかったか。

ロティーナは、歩や香車を金や銀に見せることに関しては本当に天才的だったのだと。本来は中位から下位の実力しかないヴェルディを、超がつく現実路線でプレーオフ進出に導いてくれていたのだと。

彼らのお蔭で、ヴェルディはそこそこ強いと、みんなが勘違いしてしまったではないか。本当に罪な人たちですよ。

さて。

あれもこれもと言っていたらキリがない。
とにかくあと20試合あるわけで、諦めずに自動昇格へ向けて戦い続けるのか。いったんリセットしてまた来季を見据えるシーズンにするのか。ギャリーでこのままいくのか。噂の永井監督爆誕になるのか。

ギャリーとともにシーズン半分を戦って、正直、積み上げたものは皆無に感じます。潮音がエラく逞しくなったのが唯一の救いですが、毎年、1人、2人が芽を出して抜かれていった事実がある以上、喜んでなんていられません。

積み上げはない。毎試合、出たとこ勝負、当たりの日があれば大外れの日もある。
そんな状況で残りを戦い続けるのでしょうか。

唯一といっていいギャリーの強みは、連敗がほぼないこと。ロティーナでさえ4連敗を喫したのに、どんなに内容も結果も乏しかろうが2連敗でストップしている事実。そこだけは称えていきたい。修正はできるのだと。

なんか思ったことをダラダラと書きましたが、もし本気で今シーズンの昇格を目指すのであれば、何かしら手を打たないといけない。監督を代えるのか、選手を代えるのか。

監督を代えるでのあれば、ロティーナ以上の実力を持った指導者を連れてくるしかありません。強化部にとって簡単ではないですよ、それは。ボリスの抜けたぶんはいったいどうなっているのか。

===

今のヴェルディは、バラバラ。
全員が同じ方向を向いていない。

海江田さんは去年、プレーオフを戦っているヴェルディについて、「すべてが、奇跡的に同じベクトルを向いている」というような表現をしました。さまざまなことが、良いとき、悪いときの波を立てるなか、すべてが同じタイミングで良い方向を向いている。奇跡的な状態だったと。

そんな奇跡的な状態であったのに、念願の昇格という夢は果たせなかった。

果たして今年のチームにそれができるだろうか。
俺らはいったい何をすればいいのだろうか。
目の前の試合に全力で臨むだけでいいのだろうか。

暗闇ではないけど、とにかく靄がかかっている。

残り20試合、その靄が晴れる日はくるのでしょうか……

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