コンドルとカモメのVoyage

【Result】2点目を取るということ~2019第12節vsV・ファーレン長崎(H)~

time 2019/05/06

【Result】2点目を取るということ~2019第12節vsV・ファーレン長崎(H)~

良くも悪くもここ数試合と同じ流れで終えたこの長崎戦。たった一つ違ったのが、2点目を取ったということでした。ただ、結果的に勝ったことは本当に嬉しいけど、ちょっと試合後の雰囲気は心配だったなぁ。まぁ気のせいだと思いたいけど……

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結果

=====東京V==長崎====
(前半)  1 - 0
(後半)  1 - 1
=================
合計   2 - 1

●得点者

(4’)小池 純輝(東京V)1-0
(52’)佐藤 優平(東京V)2-0
(79’)香川 勇気 (長崎)2-1

スタメン


(71’) 藤本 寛也(out)→レアンドロ(in)
(85’) 渡辺 皓太(out)→山本 理仁(in)
(89’) 端戸 仁(out)→永田 拓也(in)


(54’)島田 譲(out)→吉岡 雅和(in)
(68’)畑 潤基(out)→呉屋 大翔(in)
(72’)玉田 圭司(out)→イ ジョンホ(in)

後半のマネジメントはやはり課題

岡山戦とほぼ同じ、と言っては雑すぎるかもしれませんが、相手の出方やそれに対するヴェルディの対応も非常に似ていたなという印象。得点できた時間帯は違ったとはいえ、前半を1-0で折り返すという展開まで。自分の周りのゴール裏の人々も口を揃えて言ってましたね、「2点目を取るだけだね」と。同じような認識のような人が多かったんじゃないでしょうか。

だからこそ、優平の見事なFKが決まって2-0となったとき、「今日は勝てる」とかなり自信を持っていました。クールな優平が笑顔でベンチの方に走り抜け、ハーフラインから上福元も爆走してきて歓喜の輪に加わる……。あのシーンを見ただけでも、どれほどこの2点目が大事なのか、選手たちもその重要性をわかっていたんだと思います。

その2点目にしても、ボールを奪われたあとにすぐ奪い返して得たFK。しっかりとボールを収められ、サイドに流れてゲームを作れる端戸。サイドでは幅をとり1対1の勝負も仕掛けられ、端戸がサイドに流れたときには中央に移動してFWの仕事もできる純輝。それぞれ異なる持ち味を生かしながら、流動的にポジションを入れ替わりながらボールを運べる優平、潮音、皓太。今、やっと一つの完成形にだいぶ近づいてきた印象があります。

だからこそ、寛也に代えてレアンドロを投入したのは個人的にはほんとにようわからん。岡山で結果的に失敗した、5-3-2への移行。これにより(レアンドロ投入による運動量低下もあり)、プレスはかからず重心は後ろに傾き、得点のチャンスは今のメンバーではあまり得意ではないカウンター頼み。

もちろん前掛かりになってきた長崎の勢いもあったとはいえ、押し込まれ、またCKから失点。あれだけ好セーブを連発する上福元だけど、唯一というか以前から弱点なのがセットプレーの対応。この試合もその一つ前のCKで飛び出したけど触れないシーンがあり、2度目の同じようなプレーで失点してしまいました。決めたのが香川だったのも、この弱点をわかっていたからなのか。

失点した後、選手間で話し合って4-1-4-1に戻したように自分には見えました。もちろん監督の指示もあったかもしれないし、この試合に向けては「試合の締め方」をトレーニングしてきたらしいので、1点差になったら戻すという決まりにしていたのかもしれません。そこはわかりませんが、ゴール裏からピッチを見ていると、ホワイト監督は特に支持はせず、優平が「純輝は左な」みたいな感じで指示していたのが見えました。
もちろんそれを見て監督が何も言ってないわけですし、こんな何か不穏な空気を臭わせるようなことを言っておいて恐縮ですが「選手たちが勝手にやった」ということではないと思います。

その後は疲れの見えた皓太に代えて理仁がプロデビュー。最後の交代カードは永田ですか…。これも正直ようわからん。守備を固めたいならヨンジだと思いますし。わずかな攻撃の可能性を残したかったのかもしれませんが…。

結果としてなんとか2-1で逃げ切ったものの、試合後の選手に笑顔がかなり少なかった気がします。それは後半の試合運びがうまくいかなかったことを実感しているからでしょうし、この結果に誰も満足はしてないからだとは思います。
ただ挨拶にくるホワイト監督もほぼ笑顔がなかったですし、試合後に選手たちがはけたあと、ピッチに一人戻ってきて何か考え事をしていた監督の姿を見ると、なにかとても心配になりました。本当に気のせいであってほしいですが。

ただ。

改めてこの試合の交代策を考え直して、ポジティブなほうへと考えてみると、これから先続いていくリーグ戦を意識してるのかなと思ったりもします。CFに今の端戸と同じ役割を求めるのであれば陵平ではなくレアンドロが適任だろうし、そのためにはリハビリのような時間が必要なのは確か。

寛也、皓太、潮音が今後代表で抜けることを考えると、彼らがいなくなったときのプランを用意しておかなければならない。そのためには、森田や理仁をある程度プレーさせておく必要はある。梶川やヨンジを使えばある程度の計算はできるけど、今は先のことを考えて彼らよりほかのメンバーを使う。それは永田についても同じ。奈良輪もいつか休まなきゃいけないときがくるだろうから、永田を使えるときに少しでも使っておく。

まぁわかんないですけどね。
ただもしこういう考えでの交代策だとしたら、ロティーナとは真反対だなと。ロティーナはリーグ戦を、毎試合が短距離走という旨のことを言っていました。要は目の前の試合に常にフルで勝ちに行くと。逆にホワイトは、少し先を見据えたペース配分をした取り組みをしている。リーグ戦を長距離走と考えてる。個人的な妄想ですけどね。

まとめ

ってことでとりあえず勝てたので一安心。これをどこまで続けていけるか。そして、いまうまくいっていることがうまくいかなくなったときのプランをいかに用意するか。

やっと……と言っては失礼だけど、次の試合はどんな試合を見せてくれるのか、楽しみになってきました。次節もホーム、福岡戦。勝ちましょう。

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