2019/01/29
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恵まれぬ出場機会、無念の契約満了
2010年の天皇杯、町田ゼルビア戦。高木三兄弟がそろい踏みしてベンチ入りた唯一の試合として多くの人の記憶に残っているかと思いますが、あの試合で大輔とともにベンチ入りしたのが当時中学生だった菅嶋でした。ユースに上がってからは大輔との2トップでゴールを量産。際立ったテクニックがあるわけではないですが、動き出しの良さでボールを呼び込む万能ストライカーというイメージでした。
トップ昇格した2014年は、チームの方針で一気に若返りを図ったこともありいきなり開幕戦スタメン。21試合に出場、うち9試合でスタメンと、ゴールという結果は残せなかったものの上々のプロサッカー人生のスタートとなりました。
2016年、2017年はジェフ千葉にレンタル移籍。決して多くの出場機会があったわけではないですが、プレーの幅を広げることになります。ちなみに、やたらと”ボランチ菅嶋”というのが広まってましたが、ある試合で仲間が退場し穴埋めで急遽ボランチをやったらなかなかうまくいって勝利に貢献しただけで、その試合限りでしたからね(笑)。
で、今シーズンはヴェルディに帰ってきたわけですが……。結果、3月に一度スタメン出場した以外はリーグ戦で出場機会はなく、天皇杯でもあまりインパクトを残せなかったこともあり、先日契約満了が発表されました。思えばルーキーイヤーから決定機は何度かあったので、そこで1発決めてれば彼の運命はまた違ったのかもしれません。相棒の大輔と緑のユニフォームを着て2トップを組む姿、見たかった、同時出場はあったと思いますが、2トップはなかったはず。
上述した通り、もともと個人技でどうにかする選手ではなく、周りのサポートがあってこそ生きる選手。2トップでこそ威力を発揮する選手。ただ、ヤスさん体制では攻撃は前線の選手のアイデア任せでうまく生きることはありませんでした。まぁパートナーも常盤とかでしたしね。
満を持して帰ってきたら、菅嶋が生きるポジションがないサッカーをしていた。唯一リーグ戦で出場した試合も、よくわからぬ右ウイングバックでの出場、しかもまったく良さを出せずに後半すぐに交代。ロティーナの采配で唯一といっていい謎采配だと個人的には思っています。
まだ23歳。ノビシロは十分にあると思います。キャラクターとしてちょっとおとなしいのがストライカーとしてはあれかもしれませんが、使い方によっては非常に活き活きとプレーできる選手です。トライアウトに出場しなかったあたり、すでにどこかと交渉してるんじゃないかと思っちゃいますが、はたして。
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by ★東京ヴェルディ2018各選手振り返りまとめ(契約状況)★ | コンドルとカモメのVoyage 2018年12月27日 3:29 PM