2019/01/29
いやぁここで勝てないとはね。……っていう試合は今年はいくつもありますが、それは他のチームも一緒なんですよ。上位7チームとも、6連勝して一気に突き抜ける!という強い思いをサポーターも選手たちも持ってこの1ヶ月近くを戦ってきてるはず。それでもそれを達成したチームはいない、あえていうなら新潟っていう。とにかく苦しいけど、まだチャンスがある限り最後まで戦い抜くのみです。
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結果
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2018明治安田生命J2リーグ第39節
愛媛FC vs 東京ヴェルディ
2018年10月28日(日)
@ニンジニアスタジアム
17:03キックオフ
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=====愛媛=東京V=====
(前半) 1 - 2
(後半) 1 - 0
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合計 2 - 2
●得点者
(31′) 神谷 優太(愛媛)1-0
(35′) レアンドロ(東京V)1-1
(45′+1) アラン ピニェイロ(東京V)1-2
(67′)小池純輝(愛媛)2-2
スタメン
(62′)レアンドロ(out)→ドウグラス ヴィエイラ(in)
(73′)佐藤 優平(out)→李 栄直(in)
(73′)アラン ピニェイロ(out)→林 陵平(in)
3点目を奪えなかった
プレビューで前半で2点取れれば勝てる、と言いましたけど引き分けでしたね。まぁ2点目を取るというか、2点リードを奪えば、っていう意味だったのでまぁそのへんは許して。失点はちょっとアンラッキーだったものの、そのちょっと前には吉田にポスト直撃のミドルを打たれてたし、いくら守備をしっかりやってもああいう個人の質の高いプレーはどうにも抑えられないときはあるもん。まぁやられたのが、神谷ですか。この試合、愛媛のトップ下として君臨した神谷と、ヴェルディのボランチとして中盤の要となった潮音の同期マッチアップはアツかったですね。
愛媛は、4バックとも3バックともいえる配置。
攻撃の時は3バックでビルドアップをしていたし、守備のときは4バックのような。でも左サイドの丹羽もけっこう引いて奈良輪をケアしていたから5バックか。まぁそのあたりは流動的でいいのですが、柔軟性ではヴェルディが上回ってたのかなと。
相手は吉田のワントップでプレスをかけてくるので、平、井林の2枚とボランチのどちらかで前進させるのは問題なし。右はアランが積極的に裏を狙いつつ奈良輪も駆け上がり、左は優平がハーフスペースに顔を出して受けつつ、泉澤と香川が絡んで攻略。レアンドロへの縦パスも積極的に入れたことで、引き気味に守る愛媛を揺さぶることは十分にできていたと思います。
この日はある意味いつも通りというか、泉澤が左サイドで無双。
というか1対1ならもうどこが相手でも勝てますからね。
1点目はカットインしてファーを見せつつニアにグラウンダー。
何より素晴らしかったのは、2点目の起点となった潮音のボール奪取。愛媛の1点目を決めたのが神谷で火が付いたのか、激しいチャージで神谷を吹き飛ばしてボールを奪い、優平が泉澤に展開し、ファーへのグラウンダーシュートのこぼれをアランがプッシュ。潮音は中盤で相手のプレスを鋭いターンで交わしたり、隙間があればバイタルエリア付近までボールを運ぶなど、いいときの潮音のプレーが随所に見られました。ちょっと遅くなったけど、おかえりという感じ。
このあたりが、本来のタイプで言えば梶川よりも潮音を使いたいロティーナの狙いなんじゃないかと。梶川は悪くないんですよ。運動量抜群で、たくさんボールに絡んでくれる。でも唯一足りないのは、得点力。中盤でいくらでも潤滑油になれるけど、結局この2年間でほぼ全試合に出場していながら、去年のアウェイ千葉戦でのロングループ以外でゴールがないというのが彼の実力なのかなと思ったりもします。
その点、潮音もまだゴールはないものの、梶川とは違いを出せるはず……と思っています。昨日もミドルを打ちきれなかったシーンもありましたが、ああいうところで決めれるようになればね。あとは点を取るだけっすよ。
後半。
結果的には、頭からもっとガムシャラにゴールを奪いにいって、早く3点目を取って決着をつけたかったなというところ。失点シーンは純輝がうまかった。割と彼はヴェルディ退団後も何度も対戦してるけど、ゴール奪ったのは初めてじゃない?(ちゃんと調べてないので取ってたらすみません)
ドゥグ、ヨンジ、陵平を早めに入れてパワー重視のスタイルでゴールを奪いにいったのも悪くはなかったと思います。実際にチャンスを多く作れていたし、セットプレーではあと一歩のところまでいってましたから。本当にあとは決めるだけという。
ただ、さすがに泉澤の疲労もあり相手に読まれ、1対1の勝負であまり優位に立てなくなっていたのにそこを頼りすぎてしまった感じはありました。あぁいう終盤で、1対1を仕掛けてロストしてカウンターを受ける…というのは厳しい。まして愛媛はもう勝とうが負けようがさほど重要じゃないから、迷いなく攻め込んできたのでね。最後まで神谷は左サイドで脅威でした。
まとめ
まぁね、そりゃこんなギリギリじゃなくてもっと安心して勝ちたいっすよ。
でもこういう勝利はとにかくチームに勢いがつく。残り5戦というこのタイミングでこういうゲームになるっていうのは、今年のヴェルディは本当に持ってると思います。
数試合前にも言いましたが、昇格のためには「命題」というか、RPGでいうフラグというか。フクアリなどの鬼門突破もそう。残りは4つ。
昨年勝利したとはいえ、苦手のアウェイ愛媛、鬼門の松本、苦手な下位チーム讃岐、そして上位の町田との決戦。いやぁ楽しみです。本当に、次のゲームが楽しみです。
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