コンドルとカモメのVoyage

【Result】充実~2018第32節vs横浜FC(H)~

time 2018/09/09

【Result】充実~2018第32節vs横浜FC(H)~

本当に今年のチームは違う。鬼門突破もそうだけど、過去のチームが達成できなかったことを、ことごとくやり遂げていく。今は毎週の戦いが楽しみすぎてしょうがないです。

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結果

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2018明治安田生命J2リーグ第32節
東京ヴェルディ vs 横浜FC
2018年9月8日(土)
@味の素スタジアム
18:03キックオフ
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=====東京V=横浜=====
(前半)  1 - 0
(後半)  1 - 1
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合計   2 - 1

●得点者
(5′) オウンゴール(東京V)1-0
(70′) 泉澤 仁(東京V)2-0
(81′) イバ(横浜)2-1

スタメン


(34′) 田村 直也 → 香川 勇気
(59′) 李 栄直 → 泉澤 仁
(83′) 藤本 寛也 → 若狭 大志


(HT) 渡邊 一仁 → ペ スンジン
(63′) 北爪 健吾 → 戸島 章
(71′) 野村 直輝 → 齋藤 功佑

おめーの席ねぇから!

ロティーナは温情みたいな采配はいっさいしない人だから、そういう意味が込められたスタメンだったわけではなく、横浜FCの対策を考えたうえでのスタメンだったことは間違いないでしょう。それでも、攻撃的なインサイドハーフ、あるいはFWもできるという役割で千葉戦で結果を残した優平、金沢戦で良い働きをしたヨンジ、そしてずっとスタメンを張ってきて代表遠征から帰ってきた皓太の“誰か1人”しか基本的にはスタメンとしてピッチに立てないという状況で、優平とヨンジを同時に起用したのは、戦術面以上の意味を考えてしまいました。

おそらく、泉澤を本当はスタメンで使いたいところだったけど、ベンチに流れを変える存在を置いておきたい(その筆頭のレアンドロがまた不在もあり)ということでこのメンバー、この配置になったかと思います。攻撃時は、ヨンジとドゥグが2トップとして並ぶ4-4-2。アウェイ京都戦で(おそらく)初披露して以降、成熟度を高めてきたシステムです。
この試合では、右サイドの寛也が少し孤立気味でなりを潜めた一方で、左サイドでは優平もヨンジも相手のライン間でボールを受ける動きが見事に機能し、同時に最近好調の相手の右サイド北爪の攻撃力を封殺。井林のロングフィードから奈良輪が抜け出しそうなところを、北爪のクリアミスというかビューティフルループシュートでラッキーな先制。

この後も優平は、おそらく今季最高の働きを見せ、特に相手のプレスの逆を取るようなターンでチャンスを創出。2トップ気味になることでドゥグが孤立することもない。何度かやはりレドミやイバに危ないシーンを作られたものの、ほぼ完ぺきな出来で前半を折り返すことができました。あわよくばもう1点取りたかったけど、逆に1点だったことで締まった状態で後半に入れたと思います。

後半は前回の対戦時と同じく、横浜は4バックに変更して応戦。これでいくぶんか押し戻されたものの、梶川のサイドチェンジに香川が抜け出し、マイナスの折り返しを泉澤が受けてファーサイドへきれいに流し込んで追加点。ジェフ戦に続いて梶川のロングパスは冴えているし、香川は中の動きが本当によく見えたなかでボールを選択できるサイドバックとして素晴らしい判断で2試合連続アシスト。泉澤も大宮時代から、ドリブルとともにあの角度からのシュートは非常にうまい。

そうそう、泉澤はヨンジに代わって左サイドに入り、優平が中央に移動したわけですが、高さ対策的に大丈夫かなと思っていたんです。実際、ヨンジが抜けたタイミングで横浜は長身の戸島を投入していましたし。ただそれ以上に、この試合では優平が素晴らしい活躍をしていたので、ピッチに残しておきたかったのかもしれません。

優平はこの試合でヴェルディ加入後初のフル出場。
これまでは、負けている展開だとより突破力のあるアランへ、勝っていると高さ・守備固め的にヨンジに交代させられていたものの、この試合ではプレスバックからインターセプトする場面も多く、唯一苦手としていた守備面での貢献してくれました。梶川、皓太、優平、ヨンジと誰が出ても最高の活躍をしてくれるこのポジションは本当に激戦区。潮音はいよいよ厳しくなってきましたなー。

ただ、結局イバにやられたのは反省。
あのシーンではイバに奈良輪がマークに付くという状況になっており、そりゃやられるわな、と。結果的に1点に抑えた守備陣は称えたいところですが、より上を目指すのであれば絶対にやられちゃいけない。ベンチとしても、実は失点する数分前には若狭がすでにスタンバイしていて、ギリギリまで引っ張ろうと思っていたところをやられた感じでした。悔しいでしょうね。

まとめ

twitterにも書きましたし、みんなが思っているように、本当にこの試合の優平は素晴らしかった。まさに「皓太、おめーの席ねぇから!」というのをプレーで示してくれました。これはヨンジも同じ。数字的な結果は出さなかったものの試合を観ていた人は彼の活躍はみんなわかっているわけで、そして金沢戦の悔しさも知っているわけで、お立ち台に優平を呼んだ広報Kは本当にグッジョブでした。

あと、横浜の荒さと審判うんぬんもありましたが、イバとレドミをあれだけイライラさせたのはヴェルディの戦術がうまくハマっていた証拠だと思うので、まぁ今回はケガ人が出なかったぶんまぁいっか…と。審判は別に普通だったと思いますけどね。最初の優平のはリプレイみたら完全にPKだったと思いますが、そこくらいで。

さて、これで3連勝。次節は残留争い中の熊本ですが、気を緩めないように。今のこの流れで、絶対に負けちゃいけない相手。勝たなきゃいけない相手。

1週間、いい準備をしましょう!

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