2019/01/29
やりましたぜ。あの苦々しい思い出に満ちたレノファに快勝。さらに、呪いとも言われていた奇数月の勝利。やはり今年は違う、そういった面を見せることができました。
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結果
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2018明治安田生命J2リーグ第23節
東京ヴェルディ vs レノファ山口FC
2018年7月15日(土)
@味の素スタジアム
18:03キックオフ
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=====東京V=山口=====
(前半) 1 - 0
(後半) 2 - 1
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合計 3 - 1
●得点者
(6′) ドウグラス ヴィエイラ(東京V) 1-0
(69′) 平 智広(東京V) 2-0
(74′) 岸田 和人(山口) 2-1
(78′) 李 栄直(東京V) 3-1
スタメン
(57′) アラン ピニェイロ → 李 栄直
(66′) 林 昇吾 → 田村 直也
(90′) ドウグラス ヴィエイラ → 林 陵平
(HT) 坪井 慶介 → ジェルソン ビエイラ
(57′) 髙橋 壱晟 → 大﨑 淳矢
(66′) 鳥養 祐矢 → 岸田 和人
ハマった交代策、落ちない運動量
まずPreviewのときに言ったように、やはりレノファは全体的に動きが重かった印象です。間違いなく、水曜の天皇杯の影響だろうと。加えて、急成長で攻撃のキーマンとなっていたインサイドハーフの池上を負傷で欠き、大輔も契約で出場できない状況。
逆にうちは天皇杯で出場したメンバー、すなわちアラン、ドゥグ、梶川、昇吾、平をスタメン、ヨンジを途中から起用しながらも、疲労というよりはあれが良い調整になっていい状態でこの試合に臨めた感じがありました。アランは少し重かったけど、梶川は両試合でフル出場。素晴らしい活躍でした。
ヴェルディは井林を右SBに置く4-1-2-3…かと思ったんですが、梶川の位置が比較的低かったのを見ると、攻撃時は3-4-3、守備時は4-4-2に近い形だったんじゃないかと思います。この日のキーマンはアラン。というより左ウイングのポジション。
ここ数年のサッカーで、サイドバックの上から高身長の選手が叩くというある意味定石となっているやり方ですね。多少ラフなボールでもアランは競り勝つなりキープするなりしてくれますから、レノファの特徴である攻撃的なサイドバック、特に前貴之のほうを狙いどころとしていたようです。さらに右サイドには昇吾が入っており(寛也は負傷かな…海江田さんからの情報を待ちましょう)、彼の良いクロスに2人が飛び込むという形も得点の匂いを感じさえる形でした。
優平が左ウイングに入れば地上戦で崩せる、アランが入ればパワーで崩せる。
相手によって2つを使い分けられるようになったのは良きこと。さらにここに泉澤という飛び道具も加わったので、次節以降、どんな攻撃が見られるのか楽しみでなりません。
試合としては、先制点を早い時間帯に取り、後半に追加点を取って2-0にしたことでアウェイのあの試合を思い出させるような展開となりました。ここで相手がサイドバックを削って岸田和人を入れ、その彼に簡単に裏に抜け出され失点したあたりで「またか」って思いましたよ。
ちなみに自分もGKだったから言いますけど、抜け出されたのがそもそもあれだったとはいえ、この失点でも、上福元は前に出て動いているところを抜かれてます。反射神経で止められる上福元だからこそ、ステイしといてシュート打たせりゃいいと思うんですけどね。讃岐戦の失点もそうだけど、後ろにカバーがいない状態で簡単に飛び出しすぎだし、原一樹にしろ岸田にしろ、うまいストライカーには簡単に流し込まれちゃうと思いますよ。
まぁそれはさておき、この試合では交代のタイミングが抜群でした。
まずアラン。疲労もあってか動きが重く、いまいちボールコントロールがおぼつかないところもあって後半12分にヨンジに交代。優平じゃなくこのポジションにヨンジだったのは、同じ戦いを継続したかったってことでしょう。
秀逸だったのは田村の投入。
相手が岸田を投入したのと同じタイミングなんですよね。これにより守備時は5バックにして、オナイウとの2トップに対して3センターバックをがっつりぶつける感じにするのは、前回の対戦時の反省を踏まえて事前のスカウティング通りだったのだと思います。この同じタイミングで交代となったのは、相手のベンチの動きもしっかり見ていたっていうことでしょうね。
で、前回の対戦ではここでズルズル押し込まれ続けて破綻したわけですけど、この試合では引きすぎずにある程度前線もプレスをかけてディフェンスラインから良いボールを配球させなかったこと、そしてジャブ程度ですけどカウンターを仕掛けていたことで、あの試合のようにはさせませんでした。軽いカウンターから皓太が裏を狙い、スローインの流れから皓太のクロス、そしてヨンジの美しいボレー。
去年唯一代役不在だったアンカーのライバルとして期待され、時にはCBでの起用もありとして加入した選手が、インサイドハーフを経てウイングの2番手として起用されてストライカーみたいなゴール決めるんだから、チーム作りってのはわからんもんです。
これで試合は決まりました。
最後まで運動量の落ちなかった皓太、奈良輪。普段は奈良輪に対する不満もありますが、こういう時期はいちだんと頼りになります。
まとめ
この試合は単に勝ったこと以上に、連敗を止めたこと、嫌な雰囲気があった7月を振り払ったこと、上位に勝って差をつめたこと、狙い通りに自分たちの戦いができたことなどいろんな意味で大きなゲームとなりました。
加えて、これはまだ月末にならないとわかりませんが、来週にもミッドウィークに試合があり多少はメンバーの交代も必要になるでしょう。その中で、天皇杯で活躍したメンバー、ここまでスタメンで出場してきたメンバーをうまく使いこなしながら勝利したことで、来週水曜の新潟戦もあまり戦い方やモチベーションを落とすことなく戦える状態になったことは大きい。ここにレアンドロと泉澤も加わるわけですから。
今回はコンディションの差や大輔の不在などもあった中でのレノファとの対戦になりましたが、それを鑑みても本当に彼らはいいチームだと思います。もっといい状態で試合をできれば、もっと面白くなったのかな。まぁ勝ったから言えるわけですけど(笑)。
次節も上位の福岡戦。
自分は友人の結婚式のため、今シーズン初の欠席となります。みなさん、頼みますよ!
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コメント
レノファサポです。率直に、悔しいっす!でもおっしゃる通り、暑さもあったのか動きにキレが無いようには見えました。ゴール裏から見てると特に。まだ後半始まったばかり、一緒に頑張りましょう!
by まめたろう 2018年7月17日 1:25 PM
コメントありがとうございます。レノファのような素晴らしいサッカーをするチームに勝てたことを嬉しく思います。アウェイでは非常に悔しい思いをしたので……。お互い、J1昇格目指して頑張りましょう。
by gk17yuta 2018年7月18日 1:20 AM