2019/01/29
土曜のマリーンズの試合は中止、ヴェルディもスコアレス。何とも言い難い遠征になってしまいましたが、それでもうまいもんいっぱい食べたし、いいんですよ。遠征ってのは、試合結果がすべてじゃないんですよ。
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結果
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2018明治安田生命J2リーグ第9節
ロアッソ熊本 vs 東京ヴェルディ
2018年4月15日(日)
えがお健康スタジアム
13:03キックオフ
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=====熊本=東京V======
(前半) 0 - 0
(後半) 0 - 0
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合計 0 - 0
●得点者
なし
スタメン
(69′) カルロス マルティネス → 梶川 諒太
(85′) ドウグラス ヴィエイラ → 林 陵平
(76′) 中山 雄登 → 上村 周平
(87′) 皆川 佑介 → 巻 誠一郎
(90’+4) 安 柄俊 → 佐野 翼
決して守備的に戦っているわけではない
平の復帰、奈良輪のFW登録というところで配置が読めないなか始まったこのゲーム。4バックにして奈良輪がウイングをやるのか、カルロスとドゥグの2トップなのか。蓋を開けてみると、カルロスも奈良輪も左サイドにいて、皓太もやたら右の高い位置にいて、潮音はいつもより低めで内田とほぼ横並び。なんと3-4-3でした。
(守備の際は、5-3-2)
といっても皓太とカルロスの役割はまるで違って、左のライン際まで開いてからボールを受けてドゥグに近づいていきながら奈良輪のオーバーラップを促すカルロス、右のハーフスペースでボールを引き出して攻撃を組み立て、ドゥグ・カルロスにボールを配給する皓太。右ウイングというよりは、いつものインサイドハーフよりちょっと前寄りに位置するっていう感じでしょうか。
新しい形といえばそうですけど、実際のところは去年の序盤のアラン・ドゥグ・善朗(梶川)の3トップに近い。相手はアンカーを置く3-5-2のため、アンカーの脇を使うことを意識してこの形にしたってことでしょうか。
また同時に、カルロス・奈良輪の2人で相手右ウイングバックの田中達也を押し込むことで、彼のスピードある突破を防ぐことも成功していました。
序盤はこの変更はうまくいってボールを支配することができました。決定的なシュートこそなかったものの、あと一歩合えば・・・という皓太からのクロスがあったり。うちには珍しくコイントスでエンドを入れ替えており、序盤から積極的にゴールを奪いにいくという狙いで試合に入り、先行逃げ切りを図ったように思います。
ただゴールが遠い。
相手の守備が堅かった?いやぁまぁそうなんですけどね、実際に相手はここまで全試合で失点してるわけなんですけどね、そんなチームがちょっと守備に力入れたらゴールを奪えないなんてやっぱりヴェルディが非力すぎるわけで。ロアッソだって”こういう日”のゲームなんだからガチガチに守ってやろうなって思ってなかったでしょうし。
後半に入り、ボールロストが目立ったカルロスに代えて梶川を投入。試合後は足をかなり引きずっていたので、負傷の影響もあったかもしれません。これでより地上でしっかりとボールを回して…っていう狙いがあったのかもしれませんが、なかなかそこに侵入できず、平まで戻してクロスボールを入れても中にはドゥグだけなので厳しい。特に奈良輪は、切り返して右足でゴールに向かって巻くクロスでもいいんですけど、もっと縦に仕掛けて左足のクロスもしてもらわないと。切り返すことで中へ上げられる確率は高まるものの、コーナーキックは奪えなくなる。相手はセットプレーの守備にやや難ありというスカウティングだったはずなんですが…
パワー不足を補うために陵平を投入!・・・も、ドゥグとの交代なのでなんというかあまり効果は得られず。最後のヘッドは惜しかったなぁ。チャンスは少ないぶん、ああいうところで結果を残すしかないんですけどね。
守備はこの試合もよくやっていました。
強力な2トップで、アン・ビョンジュンが降りてきて起点を作り、潮音をぶっちぎってチャンスを作ったりしてましたが、最後のところはやられてないですから。左の黒木を中心にした攻撃で危ないシーンも作られましたが、そこは田村を右サイドに置いているので問題なし。ロアッソサポさんいわく、「これだけ何もできなかったゲームは今シーズン初めて」とのこと。
まとめ
別に、ガッチガチに守って守備的なサッカーをしているわけじゃないんですよね。守るべきときは全力で守ってるだけ。攻める姿勢も見える。バランスを崩してまでゴールを奪いに行くような采配はよほどの状況じゃない限りしませんがね。
結局のとこ、やっぱりアランがいない影響はデカいのかななと。これは昨シーズン終盤もそうでしたけど。アランがいてのドゥグ、ドゥグがいてのアランっていう見方もできますが。降りてきて起点を作り、チャンスとあらば単騎で仕掛けることができ、守備の理解力も高くて献身的。調子良くなくてもゴールを決めちゃう。若干の調子の波はあるものの、気がつけばチームに欠かせない存在になっていたことを改めて実感します。
とはいえいないもんはいないわけで。
陵平、高井、優平(、澤井)……と力を持っている新戦力が出てきてもらわなきゃ困る。そろそろフィットするかな?と待ち続けて、もう次は10試合目ですよ。余剰すぎると思われていたウイングのポジションで、ここまで苦労するとは開幕前には思っていませんでした。
次は西が丘で水戸戦。ゴールデンウィークに向けた連戦の始まり。相手がいくら好調とか順位が近いとはいえ、ここで勝たなきゃ本当に厳しいっすよ。
やりたいことはできている、希望は見えている、次頑張ろう、もう少し我慢、もう少し我慢、ポジティブに……気持ちを押し殺すようにしてそう思い続けるしかないし、数字上はまだ全然大丈夫ですけど、俺らが見据えているのはJ1自動昇格でありその後のJ1定着なんですからね。頼みますよほんと。次は絶対に勝ちましょう!
コメント
ヴェルディは基本は守備が堅いと思いますが、攻撃とのメリハリが結構はっきりしていて、攻撃モードに入る時は守備が疎かになる傾向があります。なので基本守備的なので引き分けに持ち込むなど粘り強いですが、攻撃モードになった時には点取られる時は2点とか取られてしまってます。
管理人さんの言うようにここで勝たないと、波に乗ってる首位との差がどんどん広がっていきます。
ヴェルディはまだ無敗ですが、少しずつですがじわりじわりと首位との勝ち点差が開いています。
我慢・我慢・我慢ですね。
by ストレート21 2018年4月16日 5:18 PM
去年は去年、今年は今年。ということを考えれば、ここまで守備を疎かにしたことは一度もなければ、守備的な戦いをしているわけではないと思いますよ。もちろんそろそろ勝たなければいけないですが。
by gk17yuta 2018年4月17日 3:04 PM
町田が1敗したことで、J2全クラブの中でヴェルディだけが無敗をキープしている唯一のクラブとなりました。
ヴェルディは失点が少ないので、やはり結果的に守備が堅いと言わざるを得ないと思います。
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