コンドルとカモメのVoyage

【Result】無力なスコアレスドロー~2018第6節vsモンテディオ山形(H)~

time 2018/03/26

【Result】無力なスコアレスドロー~2018第6節vsモンテディオ山形(H)~

ゴールを奪われる気はしなかったけど、奪える気もしなかったよね…って先週も言った気がするスコアレスドロー。大分戦ではまだアウェイだったし、相手の守備もしっかりしてたし、後半はだいぶ巻き返したなっていうのもあったもののこの試合はもう…

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結果

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2018明治安田生命J2リーグ第6節
東京ヴェルディ vs モンテディオ山形
2018年3月25日(日)
味の素スタジアム
14:03キックオフ
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=====東京V=山形======
(前半)  0 - 0
(後半)  0 - 0
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合計   0 - 0

●得点者
なし

スタメン

(55′) カルロス マルティネス → アラン ピニェイロ
(65′) 林 昇吾 → 梶川 諒太
(71′) 井上 潮音 → 橋本 英郎

(66′) 汰木 康也 → 南 秀仁
(81′) 阪野 豊史 → フェリペ アウベス
(89′) 松岡 亮輔 → 本田 拓也

むなしさ漂う攻撃の停滞

ロティーナとして予想していたのかどうかわかりませんが、ここまでの試合で失点が続く山形は、前線からのプレスはほとんどなくリトリート。5-4のブロックを作ってがっつりと引いてきました。かつ、ラインコントロールも絶妙でディフェンスラインと中盤のラインの間にほとんどスペースはなく、カルロスや2人のインサイドハーフがライン間でボールを受けることもままならない。裏を狙って蹴ってみても、しっかりと対応されてしまう。

もちろんこういう相手ってのはJ2ではよくあるので、この壁をぶち壊せるような力をつけなきゃいけないわけですが、残念ながら今のヴェルディにはその力はありません。ボールを動かしながら、サイドチェンジを交えたりと今やれることはやろうとしていたと思いますが…

もし打開できるとしたら、クロスボールだったのかなという気はしますけどね。もちろん山形がクロスさえも簡単にあげさせない守備をしていたのはありますが、ドウグラス、カルロスの高さはもうちょい使えたんじゃないかと。例の昇吾の幻ゴールのシーンも、足だったけどニアでドウグラスが競り勝ったことでファーに流れたところをフリーでプッシュできたわけですからね。
相手GKの児玉はハイボールの判断が割と甘いのは去年の対戦でもわかってるし、速いクロスよりはややふんわりクロスで単純に競らせてみたり、あとは本来ならもうちょっとCKも奪いたかったところ。

後半になっても基本的に流れは変わらず、何本から相手の良いクロスに合わされたり、こっちの一瞬の油断から抜け出されてシュートを打たれたシーンはあったものの、大きなピンチはなく完封。一方でこちらもチャンスらしいチャンスはほとんど作れずにスコアレスドローとなってしまいました。

相手の守備が堅かったといえばそうですが、ヴェルディの攻撃が停滞しているのも事実。去年の良くなかった時期を思い出すようなシュートの少なさで、うまくいかないときの解決方法をピッチ上の選手たちが見出せていない感じはします。

この試合に関しては、ベンチの交代策もなかなか難しいところで。昇吾が90分持たないのは想定内だったと思うし、2トップでカルロスが良さを出せなくなったらアランだろうなというのも予想できた。ただ、3枚目が橋本かぁ・・・っていう思いがあるのが正直な気持ち。彼が的確なポジショニングでチームを整えてくれる存在だっていうのはわかってるんですけど、勝ち点3が欲しいな、ゴールが欲しいなっていう場面でチームに勢いを与える選手ではない。ましてや、ベンチには優平というカードを準備していたのに。古巣対戦ってのもありましたし、甲府戦での動きを見てると悪くないと思うんですけどね。ロティーナとしてはイメージが違うのか。

あとは梶川をウイングバックで使うなら、彼をインサイドハーフにして、良いクロスを蹴れる田村をウイングバックにするとか、澤井をやっぱり入れておくとか。寛也に始まり、陵平、カルロス、優平、梶川、澤井、菅嶋と、右ウイング・ウイングバックについては6試合でこれだけの選手が試合途中も含めて務めていて、いまだ誰がベストが決めきれていないんでしょうね。

まとめ

長いシーズンですから、こういう試合もあるし、こういう風にうまくいかない時期もある。その中で、堅い守備をベースに勝ち点1を積み上げているのを前向きにとらえたほうがいいのかもしれません。昨年はこういうときに、守り切れずに落とした試合もあったわけですから。とはいえ、当然勝ちたいですよ。全部勝ちたい。

もしポジティブに考えるなら、この3試合は3-5-2(3-5-1-1)という新しい形でゲームを作れたときもあったし、ダメなときもあったけど3-4-3や4-1-2-3という戻せる形を持っていること。さらに去年はいなかった高井、陵平らまだ実力を発揮しきれてない選手もこれからフィットしてくるであろう選手もいる。

この試合では前節で良かった昇吾やカルロスがスタメンだったわけで、その辺はベンチにいる選手、ベンチ外の選手にも勇気を与える起用だったんじゃないかと思います。あんだけヒョロヒョロで時間がかかるなぁと思われていた昇吾が十分にやれるように成長したのは嬉しいですね。ただ、厳しいことを言えばまだ「アンカズの劣化版」の状態。アンカズのレベルに達し、彼とは違う良さを今後出していってほしいなと思います。

去年はこの時期に5連勝して首位に立ったけど結局はプレーオフ進出止まりだったし、逆に5試合くらい勝てなくてもプレーオフには進出できた。まぁこの停滞は去年も良くなかった奇数月のせいってことにして、来週の徳島戦に臨みましょう。4月、偶数月ですからね!

P.S.
やっぱり南はうまいね。心身ともにベストコンディションだったら、ロティーナサッカーのなかでうまく活かせたんじゃないかなと思います。試合後の挨拶、ゴール裏のできるだけサポーターの近くまできてくれて深々とお辞儀する姿勢には心打たれましたよ。ほんと頑張ってくださいね。

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