2019/01/29
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スタッツ
出場:38試合(先発38試合) 3620分
得点:2
アシスト:1
今シーズン一番の想定外
去年の出来を見て、まさか彼がレギュラーを張り続けるなんて思いませんでした。
センターバックとして、正直、”左利き”という以外大きな特徴はなく、フィードがそこまで正確というわけでもないし、足元が凄くうまいわけでもないし、絶対的な高さがあるわけでもないし、スピードがあるわけでもないし・・・
ただ、その特徴のない感じは、良い言い方をすれば”安定感”ってとこでしょうか。なんとなくですが、今年はSNSを見ていても恐ろしいほど彼の名前が出てくることが少なかった気がします。”井林は足元へたくそ””畠中はまたミスった”とかよく聞いたけど、平に関するところは良くも悪くもあんまりなくて。
結局、体調不良と負傷での欠場以外はフル出場。しかも、38試合に出ながら警告は1枚。ロティーナの指導がばっちりハマったんでしょうね。最終節で井林が不在でも全く不安がなかったのは、やはり平がこれほど頼もしい存在でありつづけたから。岡山戦での同点弾、徳島戦での先制点も含め、セットプレーで割と惜しいヘッドを放つことが何度もあって、攻守ともに彼にとってはキャリアハイのシーズンとなったことでしょう。
その一方でチーム全体として見たとき、果たして彼が1年で続けたのは本当に良いことなのか?と声をあげておきたいと思います。彼が左利きじゃなかったら、これほど出場し続けることができてなかったんじゃないか?・・・と。
シーズン前から一貫して彼は左CBで出場しており、時点が本職ではない林。4バックのときはまだしも、3バックのときは完全な無風状態でレギュラーの座を脅かす存在がいなかったのも事実。もちろん平がそんな状況に甘えていたわけではないし、彼自身のパフォーマンスも十分なものでしたけど、やはりチームの編成的には同じように左利きでセンターバックもできる存在が必要だと思います。
来シーズンに向けて
特に3バックのときは、平の代わりに畠中が左に入ってましたけど、守備はともかくビルドアップのときに支障をきたしていました。序盤はある程度メンバーが固定されていたこともあり、前線の選手も、そこに単純に左利きの人がいるのか右利きの人がいるのかでやっぱり違和感を感じていたようですしね。
来シーズンもこのクオリティを継続すること。
そして、できるならもっとゴールに絡むこと。ズバっとサイドチェンジが通ってそこからゴールが生まれる、みたいなプレーをもっと見たいですね。