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【2017振り返り】No.17 MF 内田達也

time 2017/12/07

【2017振り返り】No.17 MF 内田達也

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スタッツ

出場:41試合(先発41試合) 3918分
得点:2
アシスト:4

彼なくして今年の躍進なし

素晴らしい。いやぁ素晴らしい。
内田の獲得が決まったとき、「いい選手が獲れたなぁ」ってマジで思ってたんですが、それが実力そのまま発揮して、予想通りこのままチームの柱として1年間戦い抜いてくれるなんて。

疲労からお休みいただいた24節讃岐戦以外全試合にスタメン、ほぼフル出場。畠中とともに、天皇杯含めた全試合にベンチ入り。あれだけ守備の負担もかなり大きいアンカー、ボランチというポジションにありながら、警告はわずかに1枚。素晴らしいという言葉しか出てきません。

もともとJ1でも十分にレギュラー張れる選手なんですよ。ところがガンバには同じタイプの今野がいて、ボランチには遠藤がいて。加えてケガも多くて。っていう状況が重なって試合にあまり出れていないだけでしたからね。

彼の特徴は、一番はやはりボールハント能力。警告の枚数が示すように、ファールをせずにボールを奪える。ガチャガチャってなった球際でもそうだし、ポジショニングの良さをいかしたインターセプトもそう。2015年の三竿もそうですけど、やはりこういう選手がピッチの中央にドンって構えて安定してる時のチームって強いんですよね。2012年の和田拓也がボランチで出ていたときなんかもそうです。もっと古く言えば、、佐伯とか、菅原が活躍していたときも。

加えて、ボールを扱う技術も十分すぎるほど。ビルドアップにおけるサポートの動き、相手の隙があれば前進させるドリブル、そしてパス。どれも、いわゆる「守備の人」と表現するのももったいないくらいのクオリティです。

3-4-3でシーズンがスタートし、内田をアンカーに配置する4-1-2-3が成功した。さらに試合中における2つの形の使い分けができたのも内田がいたからこそ。逆に言うと、彼がいなかったらどうするのか?っていうところを一度も試せなかったのはデメリットでもあるんですけどね。

さらに言えば、ただ単に能力ある人がJ2に降りてきてその力を存分に発揮したっていうだけではなく、内田自身もこの1年でしっかりと成長したこと。守備はもちろんですが、攻撃面でも、シーズン終盤は時と場合に応じてペナルティエリア内に進入することもあったし、ゴールへの意識が非常に高かった。実際に、アウェイ群馬戦、ホーム徳島戦と状況は違えと大切な試合で2ゴールを奪うことに成功。シーズン通して、地味に4アシストもしてるんですね。

もはや守備の人的な言い方は失礼なくらい、パーフェクトなボランチ、中盤の選手へとこの1年で進化。来シーズンも一緒に戦いたいもんですな。

来シーズンに向けて

このクオリティの選手を、レンタル元のガンバも、他のJ1、J2のチームもほっておくなんてことはないでしょう。ヴェルディは内田のことを最大限に評価して全力で引き留めるでしょうけど、金銭的には限度があるし、戦うステージがJ2であることに変わりありません。もし彼がガンバに戻る、他に移籍するとなっても何も文句は言えません。彼は今年のヴェルディに全力を捧げ、J1昇格できなかったこと以外、やるべきことはやってくれましたから。

彼と似たタイプの三竿が日本代表に入ったわけですよね。ハリルホジッチ体制においては中盤の3枚は攻守両面でのクオリティが求められます。むしろ、しっかりとボールを奪い返せる守備力をインサイドハーフに求められており、山口蛍や井手口がそこで起用されてます。当然、内田だってチャンスはあると思いますよ。

さぁどうしますか。
ただ一番怖いのが、内田が移籍ってなったときのリスクヘッジはちゃんとできているのかってところ。内田が移籍しました、代わりは獲れませんでした、来年はまた中後を軸に頑張ろう、皓太と潮音と寛也でいける!なんてのはなしですよ。

三竿がいなくなって中盤の守備が崩壊した2016年のようになっちゃあかんですよ。

 

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