2019/01/29
早いもんで今年は残り4試合。超大混戦と言われていたJ2も、少しずつさが見え始めてきました。
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上位10チームの今後の対戦
現状の順位はこちら。こう見ると、やはり上位にいるチームは直接対決以外はこの時期にはこぼさないですねー。ちょっと前の夏過ぎだったら、1つ勝てば順位が3つ上がり、負ければ3つ下がるみたいな状況でしたが、いまは4つ勝っても順位はそんない変わらず。やはり上が負けなくなってきてるのが大きいでしょう。
そのなかにヴェルディがいて、しっかり食らい付いています。逆にここで1つこぼすだけで、ダメージはデカいですからね。湘南以外の今後の対戦を見ていきましょう。
2位 アビスパ福岡 勝ち点68
東京V(A)、湘南(H)、松本(H)、岡山(A)
東京、湘南、松本と上位との厳しい3連戦。そのうち2試合でウェリントンを欠くという厳しい状況。とはいえ現時点で2位という地位におり、少なくともPO圏外へ転げ落ちることはないでしょう。出場停止や負傷者など多いですが、逆に「彼らの分まで」という一体感を持って戦いに臨むはず。ヴェルディとしては、まず次節に彼らを叩けば、1試合でひっくり返せるところまでくる。ホームということもあり、今シーズン最大の大一番。
3位 V・ファーレン長崎 勝ち点68
熊本(A)、水戸(A)、讃岐(H)、群馬(A)
3つがアウェイとはいえ、昇格も降格も無縁なチームと3連戦で上位陣のなかでは最も有利な状況。最後に失うモノが何もない群馬に一刺し食らう可能性はあるが、それまでの3つで決着をつけておきたいはず。油断、気の緩みさえなければPOは確実、むしろ自動昇格に一番近いと言えるかもしれない。
4位 名古屋グランパス 勝ち点66
群馬(H)、岡山(A)、千葉(H)、讃岐(A)
前節は長崎に終了間際に追いつかれたとはいえ、チームの調子は上位の中のどこよりも良い状態を保っている。若手、ベテランのバランスも良く、そう簡単に崩れない強さで突っ走っており、圧倒的な得点力で得失点差勝負になってもアドバンテージを持つ。次節、最下位が確定した群馬がグサリとやってくれないか、他チームは大いに期待している。
5位 東京ヴェルディ 勝ち点63
福岡(H)、山口(H)、京都(A)、徳島(H)
現状PO圏内にいる中では、唯一ホームで3つ残している。かつ、今年は特にホームで強いのは大きい。自動昇格、POホーム開催を目指すのであれば次節の福岡は勝利必須。山口はともかく、J2降格以降勝利のない鬼門・西京極を経ての最終節・徳島戦が決戦の場となりそうな予感。とにかく厳しいゲームが続くが、今年のチームはそれを乗り越える強さを持っているはずだ。
6位 徳島ヴォルティス 勝ち点61
水戸(H)、愛媛(A)、大分(H)、東京V(A)
高い得点力で得失点差で大きなアドバンテージを持っており、ここ最近の試合では相手を圧倒し続けている。一方で、前節は熊本を相手に決めきれずにドローなど、今一つ波に乗り切れない面も。現状で勝ち点がほぼ同じの大分、東京Vとの直接対決を残しているのはチャンス。水戸、愛媛の中位に快勝し、ラスト2戦に臨みたいところでしょう。
7位 松本山雅 勝ち点61
岐阜(H)、讃岐(A)、福岡(A)、京都(H)
ここにきてらしくない失速っぷりで、ついにPO圏外に転落。GK、DFともにグラつき気味で、かつての安定した守備はどこへやら。千葉戦の大敗で20を超えていた得失点差も平凡な数値に。残り4試合の対戦相手は中位が多く割と恵まれているものの、今のチーム状態ではやや危うい。とはいえ、クセモノの山雅がそう簡単に沈んだまま終わるとは思えない。おそらく反町体勢のラストシーズン、まだまだ諦めてはないでしょう。
8位 大分トリニータ 勝ち点60
千葉(H)、山形(H)、徳島(A)、熊本(H)
ジワリジワリと順位をあげてPO圏内間近、ホームで3試合を残している。去年J3のチームがここまで安定しているのは、実は現状でリーグ最少の警告で出場停止も少なく、この時期でも安定したメンバーを組めていることが大きいでしょう。全体的に爆発力みたいなのはないものの、昨年にギリギリの戦いでJ3を制した強さがここでも発揮されるかもしれない。
9位 横浜FC 勝ち点58
京都(A)、熊本(H)、岡山(H)、千葉(A)
ここ4試合で勝ち無し。福岡の敗戦はともかく、群馬や町田とドローとまさにチームはドンヨリ。ここでの監督解任の博打を打って出たものの、どれほどの効果があるのか?対戦相手的には恵まれているが、町田戦では負傷でベンチスタートとなったイバが途中出場するものの負傷の影響は隠しきれず。まず一つ勝って流れを取り戻したい、そんなところでしょう。
10位 ジェフユナイテッド千葉 勝ち点56
大分(A)、町田(H)、名古屋(A)、横浜(H)
松本、福岡を撃破したうえ、大分、名古屋、横浜と上位ばかりとの対戦を残す、まさに今年の昇格レースの鍵となるチーム。シーズン序盤で話題になったハイラインをやめ、適度なラインでちょうどいいサッカーをやり出したら絶好調、果たしてこの半年はなんだったのか。元々、個は良い選手が集まるチームだけに、本来もっと上に行けるチーム。数字上はPO進出の可能性を残すものの実際は厳しい状況に変わりないですが、ガッツリと掻き回してもらいましょう。
まとめ
とりあえず、ヴェルディとしては他を応援するとしたらジェフですよねー。大分はともかく、名古屋には勝ってください、マジで。でもズッ友ですから、最後に裏切るかもしれませんよ。まぁそれよりヴェルディ自身がまず勝つことですが。
残り4試合しかと思うか、4試合も、と思うか。
ヴェルディの4試合前といえば、名古屋に完敗してもうダメかと思っていたところですが、この4試合で見事に連勝し5位に順位を戻しました。4試合あれば、状況は一変するのです。