コンドルとカモメのVoyage

【Result】左足の復活~2017第35節vsFC町田ゼルビア(H)~

time 2017/10/02

【Result】左足の復活~2017第35節vsFC町田ゼルビア(H)~

相手もサポーターも惑わす、それがロティーナ流。試合開始までどういう形で戦うのか、本当にわからなかった。てか騙されましたよ、まったく。

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結果

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2017明治安田生命J2リーグ第35節
東京ヴェルディvsFC町田ゼルビア
2017年10月1日(日)
味の素スタジアム
15:03キックオフ
=====================

=====東京V=町田======
(前半)  2 - 0
(後半)  1 - 1
=================
合計   3 - 1

●得点者
12分 オウンゴール(東京V) 1-0
23分 アラン ピニェイロ(東京V) 2-0
53分 畠中 槙之輔(東京V) 3-0
76分 遠藤 純輝(町田) 3-1

スタメン

77分 安在 和樹 → 田村 直也
80分 高木 善朗 → 梶川 諒太
90分 ドウグラス ヴィエイラ → カルロス マルティネス

64分 谷澤 達也 → 戸高 弘貴
64分 中島 裕希 → 遠藤 純輝
86分 平戸 太貴 → 吉濱 遼平
●プレビューはこちら

【Preview】リスタートのラストチャンス~2017第35節vsFC町田ゼルビア(H)

アップから徹底的にだますロティーナ流?

シーズン序盤はですね、正直者だったんですよ。ご丁寧にアンザイの配置も登録通りに逆にしたりしてて。スタメン発表を見ればスタートの形はほぼ予想通りと。
ところが、4-3-3にしたあたりからは、幸輝は常にMF登録だし、ちょっと惑わしてきてみたり。

で、この試合ですよ。

登録上では、幸輝はDF登録、アンカズはなんとFW登録。4-3-3でアンカズが左WGかと思うじゃないですか。でもまぁメンバー的には善朗が入ってるし、やっぱり3-4-3なのかなって。

そしたらさ、試合前のアップですよ。
通常、FWの3人がポストシュート(バリエーションは3,4パターンくらい)→クロスに合わせるという練習を最後にするんですよね。で、クロス上げる選手はだいたいサイドの選手、すなわち幸輝・アンカズが一番多くて、後は田村とか。

ところがこの試合、幸輝は右サイドからクロスを上げ、アンカズは中でシュート。左からのクロスは平が上げてました。そりゃ、これを見ればやっぱり登録通りの4-3-3か・・・って思うじゃないですか。で、試合はじまってみるとアンカズが右サイドにいるじゃん!マジ、わざとでしょ、だましにきてるでしょ(笑)

と同時に思ったのが、たぶん町田はこれまでと同じ戦い方だから、まずは前回対戦と同じ3-4-3でスタートし、もしうまくいかなかったら4-3-3に戻すという絵を描いていたうえでのこのアップだったのかなと。

町田は正直者でした

ロティーナのコメントにもあった通り、前回対戦のときから町田の戦い方は全く変わっていませんでした。つまり、狭いブロックをつくり、ゾーン全体でスライドするような守備。サイドチェンジされてもそのスライドの速さでしっかり守る。

海江田さんの直前インフォで、「1回目の対戦でやられても2回目では修正してる。だから、(名古屋以外に)ダブルは食らってない」という町田の記者郡司さんのコメントがありました。ところがこの試合、前回と全く変わっておらず、まさに正直者。
サイドチェンジに対してスライドはするものの、そこからダイレクトで裏へ出されると非常にもろく、さらにこの試合では守備の要・深津を負傷で欠いていたことで一段とスッカスカでした。

左サイドから、アンカズへのサイドチェンジ。囲まれる前に裏へ走ったアランへワンタッチパス。抜け出したアランがクロス、そのボールを相手がオウンゴール。なんであんなに焦ってたんでしょうね。たしかにファーに善朗は待っていたけど、割と余裕あったようには見えましたが。

ラッキーな先制で流れをつかみ、今度は左サイドで善朗が相手とうまく入れ替わり独走。

なんですか、これ(笑)
こんな状況で点が入らないほうがおかしい。善朗からのクロスはファーのアンカズへ、再び折り返しアランがゲット。

その後も、スピードがない相手CBの裏へボールが通るは1対1は制するは割とやりたい放題。ぶっちゃけ、前半で3点目を取ってれば相手は戦意喪失状態になっていたかもしれないのに、アンカズのミスで決定機を与えたり、CKから謎判定でゴールが取り消されたりとピリっとしない。

後半に入っても基本的には同じ流れで、CKから畠中がゲットしてやっと3点目を取ったまでは良かったものの、ある意味アウェイでの対戦と同じ流れになったことで相手の勢いは衰えず、結局1失点。
そろそろアンカズの体力が落ちてきたなと思って、守備も危うくなってきたから田村(あるいは大輔)に交代だろうと思って実際に田村の準備が整ったところで、アンカズが相手に振り切られてクロスから失点。あとワンテンポ、交代が早かったらなぁと悔やまれる失点でした。

とはいえ、アンカズの左足から2アシスト。まだヒザの状態が気になるところではあるものの、久々にらしさが出てほっとしました。

まとめ

気になったのは、公式HPでの善朗のインタビュー

―――今日のような運動量が今のヴェルディの最低限のベースですね。
「僕自身、今日のポジションで出るのは初めてでしたが、あれはやらないとダメだと思っていました」

今日のポジションで出るのは初めて!?

自分らの目からは、試合中に3-4-3と4-3-3を使い分けながらも、善朗は左WG(あるいはドゥグ・アランの2トップのトップ下)、またはインサイドハーフのような感じに見えていたので、「初めて」っていったいなんじゃそりゃって感じですよね。
単に数字じゃ表すことができない、何か細かい戦術的な指導がやっぱりあるようです。

とりあえずこの試合に関しては、町田がバカ正直に前回と同じ戦い方をしてくれたおかげ?で同じような展開になりました。
シーズン序盤の3-4-3、中盤の4-3-3、そしてこの終盤には両方を組み合わせて試合の中で使い分ける新たな形へ。また一段と引き出しを増やし、チームとしてレベルアップ。ラストスパートに向けて、非常に期待のできる一戦となったことは間違いありません。

次節は、アウェイで勢いをくじかれた山形。やたら引き分けが多かったりであまり話題に上がってこない今年の山形ですが、しっかりと連勝したいところです。

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