2019/01/29
本当に、大きなお土産を持って帰ってくることができました。8年勝ててなかった鬼門・ニンジニアスタジアムで愛媛に勝利したことはもちろん、攻守ともに万全の内容で4連勝、そして8月を無敗で終えました。そろそろ対策されて苦しむだろう、っていうところでこういうゲームができたのは大きいですね。
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結果
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2017明治安田生命J2リーグ第30節
愛媛FC vs 東京ヴェルディ
2017年8月27日(日)
ニンジニアスタジアム
19:03キックオフ
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=====東京V=愛媛======
(前半) 1 - 0
(後半) 2 - 0
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合計 3 - 0
●得点者
24分 アラン ピニェイロ(東京V) 1-0
57分 アラン ピニェイロ(東京V) 2-0
86分 カルロス マルティネス(東京V) 3-0
スタメン
69分 ドウグラス ヴィエイラ → カルロス マルティネス
73分 梶川 諒太 → 橋本 英郎
86分 渡辺 皓太 → 高木 善朗
61分 河原 和寿 → 近藤 貴司
70分 西岡 大輝 → 丹羽 詩温
77分 藤田 息吹 → 鈴木 隆雅
●プレビューはこちら
ボールの周りに人が多い
あまりに完璧すぎて正直言うことがありません(笑)
策士の間瀬さんはうちの対策として4-4-2を敷いてきました。愛媛と岡山は一生3バックで戦い抜くと思ってたので、意外でしたね。愛媛としても、数年ぶりの4バックだったようです。順当にいけばこの策は当然なんですよね。3トップに対して4バック、3人のセントラルに対して4枚、攻撃は2トップを使ったカウンターを中心にドリブルが武器の両サイドがボールを運ぶ。
おそらく・・・愛媛にとって想定外だったのあは、皓太・梶川のプレススピードが思っていた以上で人数はいるのに思うようにボールを運べなかったことが1つ。そしてもう1つ、田村の存在じゃないかなと思っていたりします。
これ自分も意外だったんですけど、アンカズ以上に田村のポジションが高いんですよね。もちろん幸輝が高い位置でボールを持つからそのぶん田村の位置も高くなるっていうのもあるんですが、そもそもドリブル突破がない田村は、あくまで幸輝の後ろからサポートして良いクロスを上げるべきだと思ってたんですよね。
だから1ヵ月前の水戸戦では井林が途中からこの位置に入ったし、途中から左SBに入った幸輝にも”バランスを保て”という指示があった(で、幸輝が不満そうにした)んですから。
ところがこの試合、というよりここ数試合は田村が追い越す動きをよくしてるんですよ。まぁSBが前の選手を追い越すなんて普通のことかもしれないですが、バランスを重視するロティーナの戦術では意外な気がするし、左のアンカズでさえもその回数は多くないですから。
田村が高い位置をとることで右サイドはほぼ制圧、当然、対面する白井の攻め上がりは少なくなりここからの脅威はほぼなかったと思います。
相手のシステムがどうであれ、試合を通じて攻撃のときも守備のときもどの局面においても、ヴェルディの選手の人数が相手を上回っていた印象がありました。ドウグラスは最低限のコースを切りつつ、アラン、幸輝、梶川、皓太がプレスをかけ、内田がこぼれてくるボールを回収する。高い運動量がベースになっており負荷が高いこと、さらにアランは2試合出場停止のリーチがかかった状態でいることが不安ではあるものの、いまのうちの守備体系は本当、美しいと言えますよ。
交代選手の活躍
ぶっちゃけ、「橋本か~…」「カルロスか~…」って思ってましたよ(笑)
橋本は“安定”を手に入れるためのカードで、もしこの何が起きるかわからないニンスタで最悪の事態になってたときに爆発力を出せる選手ではない。カルロスもあの調子ですから。アランが2ゴールで、自分も獲りたい!って思ってるドゥグを代えるのはどうなん?ってやっぱり思ってましたよ。
この暑くて苦しいところでチームを助けるのは、前線で着実に追い回してくれる大輔じゃないの?って・・・
ところが、善朗がカウンターで持ち上がり、橋本がクロスを上げ、マルちゃんがゴールを決めるんだからもう言うことはありません(笑)
まぁね、カルロスに関しては「やはり・・・」という感じで運動量もそうだしボールをキープできてたわけでもなく、そこまで良くなかったですよ。それまでのドゥグの頑張りと比べりゃあもう。ね。
でも、結局そこで「あいつはダメだ」って俺らが思っててもしょうがないし、なんとかゴールを奪えるよう後押しするしかない。チーム全体からもカルロスにゴールを獲らせたいっていう空気がヒシヒシと伝わってきましたからね。
まぁゴールについては、あれを外したら殴り飛ばしたいくらいのドフリーだったけど、とにかく1点獲れてよかった。みんながこれを、待っていた。
まだまだ本当の活躍をするまでは時間がかかりそうですけど、この1点を機にチームがまた一段ステップアップできれば良いと思いますよ。
まとめ
にしても最後の柴さんのセーブ、あれは助けられた。
ゼロで抑えたのは本当にデカイ。
こうなると、俄然9月からのゲームが楽しみになってきますね。
まずは、実は愛媛以上の鬼門・フクアリでのジェフ戦。そして久しく勝利のない松本。横浜を挟んで、名古屋ですか。
この愛媛戦を終えたことで今年の遠方アウェイは早くも終了。京都や岐阜、名古屋なんて近いもんで、むしろグンマーが残りのなかで一番遠いっすよ。
この時期に心配の出場停止も、今のとこアラン、善朗、アンカズ、井林の4人がリーチ。一番痛いのはたぶんアランだけど、この中で2人同時にならない限りはあまり心配してません。井林のとこには畠中と永田がいるし、アンカズも言い方が悪いが今はそこまで絶対的に必要なピースでもなく(他の選手が良すぎて、っていう意味で)、むしろ1試合くらい不在で林にスタメンのチャンスを与えるのはチームにとってプラスになりそうなくらい。
この勢いがどこまで続くか、楽しみな9月になりそうです。