2019/01/29
いやぁ、ゴール裏からもピッチからも、「このままスコアレスでいったらマズイマズイマズイ・・・」っていう空気がむんむんしてましたねぇ。そんな空気を一気に変えたのが、今一番頼れるドウグラス。外国人FWの補強は正解でしたね!←
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結果
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2017明治安田生命J2リーグ第27節
東京ヴェルディ vs ロアッソ熊本
2017年8月11日(金・祝)
味の素スタジアム
18:33キックオフ
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—–東京V–熊本—
(前半) 0 - 0
(後半) 1 - 0
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合計 1 - 0
●得点者
89分 ドウグラス ヴィエイラ(東京V) 1-0
スタメン
53分 高木 大輔 → 高木 善朗
65分 アラン ピニェイロ → ドウグラス ヴィエイラ
70分 梶川 諒太 → 橋本 英郎
24分 中山 雄登 → ジュニオール
66分 八久保 颯 → 嶋田 慎太郎
90+2分 小谷 祐喜 → 田中 達也
●プレビューはこちら
何はともあれ結果がすべて
今シーズンでいちばん、この試合に関しては語るべき内容がないんじゃないかと思っています。っていうのは、確かに4バック、内田をアンカーに置いて皓太と梶川がインサイドハーフ、右・大輔、左・アランの両翼を置いた4-3-3という新しい形で戦ったのでその効果とかこれまでとの違いを検証していきたいところなんですが、ご存じの通り前半10分で熊本の村上が退場となってしまったことで試合そのものはぶっ壊れてしまいました。
以降、熊本は8人で守り、攻撃は前線の安を頼りにしたロングボール、あるいはカウンター1本の単調な試合に。7割を超える支配率、27本のシュート、相手の3倍近いパス数。このスタッツのどれも、あてになりません。
もちろん、あの退場であそこに皓太がプレスをかけることができたのは新システムだったからこそだし、逆に戦い方としては反省すべき点もいっぱいあります。高さに自信のある相手に対してクロスを放り込みすぎだったのかなという印象もありますが、とはいえ中央はしっかり締めていたし、そこをこじ開けようと善朗を投入したし。あの状況で外からのクロス以外に突破口を見つけるのは、そうそう簡単なタスクではなかったと思います。
結果的に、右からのクロスにドウグラスが合わせて決勝ゴールを奪ったんだから、まぁ良しとすべきかなと。正直、ドウグラスがこんなに頼れる存在になるなんてのは大誤算。マルちゃんが入れば今まで決まらなかったシュートが入るようになる・・・という希望は今のところ打ち砕かれており、これじゃまた後戻りだと思っていたところですから。
この試合のドウグラスが何が良かったって、ミドルシュートですよ。
ペナルティエリアの外から放った2本のシュート、どちらもGKに阻まれはしたもののしっかりと枠をとらえており、「中央を固めていれば守り抜ける」という熊本ディフェンスの意識に確実に穴を開けたと思います。まさに、どこからでもゴールを狙えるゴールハンター、そんな空気を作ったことが、劇的なゴールにつながったんじゃないかと。
https://www.youtube.com/watch?v=ikRxxSmgSZw
ちなみにドウグラス投入後は、↓ような4-4-2になっていた気がします。梶川が橋本に代わる前は善朗も左にいて梶川も左にいて皓太も真ん中へんをフラフラしてて良くわからん形でしたが・・・。システムなんてのはしょせん形であり戦い方とは違いますが、ここ数試合はいろんな形を試してチームとしては少しずつ幅が広がっているんじゃないかという気はしますね。
これで次はわからなくなりました。
ドウグラスをこの勢いのままスタメンで使うのか、ベンチに置いて切り札として使うのか。
退場シーンはあれで正解だったと思う
あれ、難しいっすね。
8月からルール改正もあっていわゆる「決定機阻止」に関するルールも複雑になっているので自分も正確なとこよくわからんとこも多いですが。
今回は
ファールを取る→退場(決定機を阻止)
となったわけですが、アドバンテージを取って流した場合は、シュートが入ろうと外れようと警告になるわけですよね。(決定機を与えているので、シュートが外れたら退場、ってことにはならないはず)
もしシュートが外れてたらヴェルディにとっては相手の退場による利も、ゴールという利も得られない。そう考えると、残り80分を数的優位で戦えるっていう利は通常であれば1ゴールと同等以上な利だと思うので、あの判定はあれで良かったのかなと思います。
仮にスコアレスで終わってたら審判批判みたいな声がいっぱい出てただろうなって気はしますが、そうなったらそれは、点を入れないヴェルディが情けないだけの話で。
ちなみに、ひと昔前だったらアドバンテージを取ってプレーを流したうえで、相手の退場ってことになっていたと思います。それは違いますからね、今は。あのファールが、例えば足裏で削りいったような悪質なものならまだしも、あくまでボールにタックルにいった結果のファールですから。
「決定機阻止はレッドだろ!!」みたいな声をいまだによく聞きますが、それは違います。退場、決定機という二重罰を軽減する方向に今はなっていますからね。今回のケースとはちょっと違いますが、↓の6分45秒くらいからを見ておくと良いかもしません。
もっとも、そこまで考えてプレーを止めたのか、流したのかはわかりません。皓太があれほど素早く立ち上がることを想定せずに、ファールがあった時点で単純に笛を鳴らしただけのような、言うなればただの技量不足のような気もしますがね。
そんなことより。
熊本はなんであんなに守りを固めたのさ・
たとえ1人少なくなったからとはいえ、もうちょい戦い方あったでしょうよ。あれが後半の終盤にああなったらしょうがないですけど、まだ前半ですよ。
たかが1人退場になったくらいで、同等の力を持つチーム同士の試合がこんなん展開になっちゃうとか、フットボールとして楽しくないですよ。
うちは、前半で相手に退場者が出た試合で負けたことも何度もあるし、なんなら6秒で退場者を出しながら2-0で勝ったこともありますからね(笑)
勝っといてこんなこと言うのもあれだし、苦しんで苦しんで勝てたのは本当にうれしいんですが、ちょっと残念な思いも抱いたゲームでした。
まとめ
ってことでまぁ、いま何よりも勝利が欲しかったわけですからとりあえずこれでいいんです。次は苦手なアウェイ九州、大分でミッドウィークゲーム。
久々の連勝へ、自分は現地行けませんが頼みますよ。
コメント
決定機阻止はレッドが前提であって、PKが与えられた場合のみに軽減されるだけかと思います。
アドバンテージとった場合はそのまま得点が入ったらイエローカード、入らなかったらレッド提示になるようにしか読めないんですが、違うのでしょうか?
(明らかな得点の機会ではないからアドバンテージとらない、というのはわかる)
競技規則17-18 98p、101p http://www.jfa.jp/documents/pdf/soccer/lawsofthegame_201718.pdf
by しりんぐ 2017年8月16日 3:46 AM
返信遅くなりすみません。コメントありがとうございます。
正直言うと自分も審判資格を持っているわけでもないので正解かどうかはわからないですが、自分の理解は以下の通りです。
今回、退場となったのは「◦ 競技者がフリーキックで罰せられる反則を犯し、全体的にその反則を犯した競技者のゴールに向かって動いている相手競技者の得点、または、決定的な得点の機会を阻止する」にあたります。ところがこのシーンでアドバンテージをとった場合、対象となった皓太がそのままプレーを続けていることから「決定的な得点の機会を”阻止していない”」=「警告」になるんじゃないか、という解釈です。
あのファール自体は通常の範囲のスライディングで足にかかってしまっただけで、あれ自体がレッドの対象となるほど悪質というわけではないので。
by gk17yuta 2017年8月16日 10:00 PM