2019/01/29
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結果
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2017明治安田生命J2リーグ第4節
レノファ山口FC vs 東京ヴェルディ
2017年3月19日(日)
維新百年記念公園陸上競技場
14:03キックオフ
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————山口—東京V———
(前半) 0 - 1
(後半) 0 - 1
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合計 0 - 2
●得点者
19分 井林 章(東京V) 0-1
80分 アラン ピニェイロ(東京V) 0-2
スタメン
63分 ドウグラス ヴィエイラ → 梶川 諒太
74分 高木 善朗 → 安西 幸輝
89分 アラン ピニェイロ → 中野 雅臣
27分 三幸 秀稔 → 和田 昌士
56分 岸田 和人 → 大石 治寿
68分 小野瀬 康介 → 加藤 大樹
どっちに転んでもおかしくなかった
結果的には、前半に先制して、安定した守備でしっかりと抑え、後半に追加点を奪った完勝も言えるんですが・・・そこまで?という感じだったと思います。
開始直後に左サイドで裏を取られ、そのあとも岸田に裏を取られ。
ここは柴崎と1対1になったものの、狙い通り角度のないところに追い込んでいるし、中もしっかりカバーが入ってるのでそこまで危なくはなかったけど、もっとレベルの高いストライカーだったらねじ込まれていた可能性はある。
もしここで決まってたらわからなかったね・・・というのが率直な感想。
ぶっちゃけ、良くない意味での“どっちもどっち”みたいなゲームだったように思います。まぁ守備は安定してたし、誰かが必死こいて守備するんじゃなくポジショニングだけでも十分に跳ね返せてたのはここまでの積み重ねの成果だっては確か。しかもこの試合も警告ゼロ。
じゃあ攻撃どうだったって、そんな惜しいシュートシーンあったけか?
そんなにないんですよねー。
そこまで相手を崩したわけでもないし。
それでも要所で点を取って2-0で勝っちゃうっていうのはなんか強いチームに見えるもんです。逆に言えば、最初のシーンで山口がゲットしてたら全く同じ感想を向こうが思ってたんじゃないかと。なんか余裕はあったように見えるけど、実際は大差ない際どいゲームだったんじゃないかと。
それでも得点は必然の形
とはいえ、井林がゲットしたCKは練習通りの形だったみたいだし。
アランの2点目もたまたま奪ったようなPKではない。
ただ、割とアランをここまで戦わせたのもリスク背負ってたなっていう気はします。
当然相手もドゥグ、アランに対して厳しくくるし、良い対応をしていたのであまりキープはできずアランは特にイライラしてんかなぁと。53分に今シーズンチーム初となる警告。このままアランを残せば2枚目をもらってしまう可能性もある、でも彼の強引さでチャンスを作ることもある…そんな状況のなかアランを残してたら結果を残したわけです。
井林→大輔→梶川→大輔と渡りアランがDFラインの裏へ。
大輔のところに相手SBが遅れてプレッシャーをかけにきていたため、アランと相手CB宮城は完全な1対1でカバーもいない。まさにアランの大好きな状況となりPKをゲット。
気が付けば、今節もまたDFラインから一度も相手に触れずにゴールをゲットしたわけですか。すんばらしいですね。
まぁよく見ると、井林のところに相手左WGがプレスにいったものの後ろは全くついてきておらずに一つずつ遅れていったという形で、山口の熟成しきってない守備をちゃんと突けたゴール。アランのスピード頼みのヨーイドンで裏抜けしたのではなく、しっかりと起点を作っての抜け出し。うん、ちゃんとサッカーしてるねっていう感じで。
まとめ
山口さんは、まぁ勝ったから言いますけど、まだまだこれからという感じで。
JFL、J3、J2と一気に駆け上がってきたチームとは全くの別物。コンセプトの共通理解はある程度浸透しているものの、フィニッシュへの形はない。そりゃあんだけずっと戦ってきたメンバーが抜け、前線を構成するのは米澤(←セレッソ)、小野瀬(←横浜FC)、和田(←マリノス)とレンタルしてきた若手ばかり。個の力は高いけど、連携して相手を崩すという点では教育が必要な選手ばかり。
この時期にあたっといて良かった。シーズン後半には、去年と逆に怖い存在になってるかもしれません。
さて。
第3の選択肢として試したくてしょうがなかった中野のCFも短い時間ながら試せたし、幸輝は順調に復帰しているし。いろいろグダグダ言ったけど最高のゲームとなりました。
さぁこれで3連勝。
開幕5試合で3勝したのは2012年以来。もし次節岐阜に勝って4勝目となればJ2降格以降初のスタートダッシュとなります。
岐阜と言えばなんか勝てそうなイメージはありますけど、開幕戦では山口相手にポゼッションで優位に立つという大木サッカーの真骨頂をみせて豹変しています。ま、それでもたいして勝ってないんですけどね。