2019/01/29
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悔しさを糧に成長をみせた1年
エンジンがかかるのが遅かったなぁ。せめて善朗とどっちかがシーズン序盤に好調を保つことができたなら、もうちょいまともなスタートを切れたと思うんですけどね。
やはりショッキングだったのが、4/3のアウェイ岡山戦。そう、彼の誕生日のあの試合。
その直前2試合はスタメンから外れて出番もなかったなか、この試合では1点ビハインドの展開で途中出場。ゴールを奪うという指令のもと投入されたものの、投入後のファーストタッチでトラップミス。その後もまったくゲームに入っていけずにミスを重ね、不用意なファールを犯すなど良いところまったくなし。
そのまま、わずか17分のプレー時間で交代となってしまいました。
代わりに入った北脇の劇的なゴールでなんとか追いついたものの、試合後の挨拶では澤井はチームの輪から離れて涙を流していました。誕生日の日に試合があるってのは数年に一度の奇跡。それが、彼にとっては最悪の日となってしまいました。
その後の数試合はベンチから外れるものの、6月のアウェイ千葉戦あたりからやっと復調。この試合、そして次の京都戦で2試合連続ゴールを決めて調子に乗るとフル出場を続け、比較的チームが勝てていた状況で欠かせない存在に。
昨年は夏の徳島で不用意なファールで退場となって以降調子を崩し、同調するようにチームも勝てなくなったことから、”チームの不要は澤井のせい”と期待を込めて言いました。残念ながら、それが今年もという気はします。良くも悪くも、ヴェルディは澤井のチームなのかもしれません。
彼のランニング力は間違いなくチームの武器。
90分間アップダウンを繰り返し、危険なスペースに飛び込み、そのなかでも技術の質が落ちない。ちゃんと数えたわけではないですが、チャンスに絡む数はチームでもかなり多いほうなはず。多くの同期がルーキーイヤーの爆発から少し落ち着きに入ってるなか、彼だけは年々積み重なっている気がします。ゴール数も6。チャンスの数からしたらまだまだ足りないけど、調子の波をなくしてシーズン通して活躍できる力がつけば、2桁ゴールはすぐそこ。
顔を真っ赤にしながら、サポーターの待つゴールに向かってくる澤井の姿が来年も楽しみです。
来シーズンに向けて
他からオファーがあってもおかしくないなとは思うんですけどね。まぁでも、永井さんが引退したその年に移籍とかはさすがにないでしょと。
とにかく来シーズンは2桁ゴールがまず目標。もうボランチとかサイドバックとかは緊急時以外はやらなくていいんで、ゴールハンターとしてその能力を開花してほしいなと。
※画像はヴェルディ公式Facebookより