2019/01/29
怪我の功名って、正確には意味が違うのはわかってますよ(笑)。言うまでもないですが、要は「やらかしたけど、予想外にうまくいった」ってこと。この試合、やらかしたわけじゃないけど2人の”ケガ”がうまいこと転びました。まぁ、前節のウェズレイのやらかしが良い方向に転んだっていう意味では怪我の功名とも言えますけどね・・・
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結果
2016明治安田生命J2リーグ第4節
東京ヴェルディvs徳島ヴォルティス
2016年3月20日(日)13:00
@味の素スタジアム
東京V 徳島
(前半) 0 - 0
(後半) 1 - 0
合計 1 - 0
●得点者
77分 高木善朗(東京V)1-0
ハイライト映像
https://www.youtube.com/watch?v=WqwDNkYySxY
スタメン
予想通り。いまいち調子の上がらない澤井に代わり好調のアランが左サイドでスタメン。ウェズレイの代わりには田村。開幕前のケガで出遅れていた大輔がベンチ入り。
一方徳島は、好調の山崎とギラヴァンツから加入の渡が2トップ。
光った田村の読みと安定感
って、これ書いてるときに海江田さんのマッチレポートがアップされたのでパクりみたいになっちゃいましたけど、前半9分の田村のプレーは大きかったですね。ヴェルディ側の右サイドボールを持った相手を追い込もうと南、善朗だけじゃなくJP、船山の2人もプレスをかけたが、人数をかけたぶん中途半端になり、最終的にボランチ2人の間を通されて相手ボランチの濱田へ。縦パスを受けた渡が幸輝を交わして上げたクロスにファーで山崎が合わせるも、ゴールライン手前で田村がクリア!
まぁでも田村の読みは素晴らしかったんですが、その前のボランチのプレスはあかんって。
抜かれた後も、ジョグで戻ってるよ・・・。
このあたりの守備面の不安はある一方で、船山は前半に南とのワンツーからミドル、JPも後半に幸輝→南とつないだボールを走りこんでミドル。攻撃の積極性が見れたのは良かったです。ヴェルディの選手はうまいとよく言われたりしますが、肝心の得点力っていう点では弱弱しいので後ろの選手も常にゴールを狙ってもらわな困るっていうこと。
さて、まぁ冨樫さんとしては想定内なんでしょうね、田村を出せばこれくらいはしっかりやってくれるっていうのは。でも変な言い方かもしれないけど、これ以上はない。あるのは、去年の徳島戦のようなたまにあるミスや、強烈なFWにはどうしても力負けしてしまう場面。
ウェズレイは今は田村より劣るけど、MAX値は田村の届かないところにあるはず。そういうあたりの期待を込めての起用なんでしょうけど、次どうしますかね。ウェズレイが田村の判断力や気持ちの強さ、コーチングまで全部吸収してくれれば最強のセンターバックなんですけど。
田村には申し訳ない言い方かもしれないですけど、もしここでウェズレイに戻したとしても腐らずにまたトレーニングに励んでくれるし、再びきた出番のときには同じように気持ちのこもったプレーをしてくれる、そういう選手なんですよね。それに甘えちゃうのもよくないですけど。
“ケガ”の功名
前半終了間際にドウグラスが負傷交代で一樹がイン、後半序盤に船山が負傷で大輔がイン。これで一樹と大輔の2トップになり、善朗がボランチに。
ドウグラスがワントップにいると、困ったらとりあえず蹴っても大丈夫っていうポジティブな面もあれば、ちょっとのことで蹴ってしまうというネガティブな面もある。でも競り合いでジャンプを何回もするのって実はかなりシンドくて、この前の熊本戦なんかはもう後半ちょい過ぎでドウグラスはバテバテでした。
ところがドウグラスがいなくなると、そのロングボールが極端に減る。当然ターゲットがいなけりゃ繋ぐようになるっていうのもそうですけど、なんやで一樹も元からの性分はボールもって運びたかがるドリブラーで、それを回りもわかってるから。
「多少強引でも、一樹さんならそこは運ぶでしょ!」
って思いながらプレーしてるからか、周囲も自然と1つ先のプレーを見れているのかな、と。足元で受けてから「さぁ次どうしよう?」じゃなく、1つ先のプレーをイメージできてるような。そしてその強引なヤツが、まさかのタイミングでもう一人出てきたんだから徳島のディフェンスは慌てたでしょう。それが大輔。
結果的に、この2人の強引なワンツーというか突破から、一樹がファーにややふんわりクロス、ニアで大輔が潰れ、「そこに来るだろうと思った」と思って走りこんだ(はずの)善朗が蹴りこみフィニッシュ。
一樹にしろ大輔にしろ、想定外のタイミングでの投入になりましたが、むしろそれに混乱したのは相手のほう。想定外のタイミングで流れを変えられてしまい、どうにもできなかった印象でしたとさ。
これぞセンターバック、井林は完勝
相手のCFは山崎凌吾。そんなによく知らんですが、鳥栖からレンタルで加入した187cmの巨体かつ左利き、前節で2得点を挙げた若手らしい。しかもイケメンだし。なんか林陵平みたいですなぁ。
とはいえピッチ上では、井林が見事に完封。割と相手は放り込んできましたが、井林はしっかり競り勝つこともあれば、相手を飛ばせなかったり。空中戦の強さってのは、ジャンプ力やサイズだけじゃなく、駆け引きもうまさも含めてなんだなぁというのを改めて実感しました。割と田村もその辺はしっかりやってくれますからね。
後半には大輔が入ったことで例のごとく鬼プレス。で、相手が蹴ったら井林が競って、拾って一樹がゴリゴリ運ぶっていう去年のパターンに持ち込む。この試合では幸輝の積極的な突破も目に付いたし、やっぱり個々がこうやって自分の良さをしっかりと出すことができれば勝てるんですよねぇ。
徳島さん、チャンスありました?
次節につなげられるか
で、次節どうするかっていう話ですよね。流れを継続されるためにメンバーもやり方も変えずに行くのか、この流れに乗せるためにウェズレイとかを戻すのか。まだシーズン序盤だし、相手も町田っていうことを考えれば多少はリスク背負ってでもウェズレイに戻したほうがいいなじゃないかなぁというのが個人的な思いです。
冨樫さん、どうします?
おまけ
徳島(ラーメンの具をとりあえず乗っけてみた)丼
阿波踊りを踊るメタボ鳥