コンドルとカモメのVoyage

戦犯ウェズレイで済ましてはいけない~第3節 vsロアッソ熊本(A)~

time 2016/03/14

戦犯ウェズレイで済ましてはいけない~第3節 vsロアッソ熊本(A)~

選手や監督だけじゃなくサポーターも、「讃岐戦よりはやりやすい展開になるだろう」と思ってたはず。確かにその通りになりつつはあったんだけど、たったのワンプレーでそれがガッラガラと崩れ、なんとも残念な試合になってしまいました。

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結果

2016明治安田生命J2リーグ第3節
ロアッソ熊本vs東京ヴェルディ
2016年3月13日(日)16:00
@うまかな・よかなスタジアム

熊本 東京V
(前半)  1 - 0
(後半)  0 - 0
合計   1 - 0

●得点者
25分 清武功暉(熊本)1-0
ハイライト映像

https://www.youtube.com/watch?v=v9ks4ZvFMc8

 

スタメン

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竜士に代わり南が左サイドに。ベンチには、北脇が今シーズン初メンバー入りでした。

リスク承知のウェズレイ起用が裏目

まぁもう誰もがわかってることだから言うまでもないかもしれないけど、この試合に関してはウェズレイのもろさが完全に出てしまいました。というか開幕戦も讃岐戦も”危なっかしい”という言葉では済まされないようなミスを重ね、実際に失点にも絡んでしまっていたわけです。

「リスクを承知のうえ、ストロングを生かす」

と話していた富樫監督。それはよーくわかります。

ウェズレイには他のCB、つまり平や田村、楠美にはないようなパワフルさがあり、彼らがこれを身につけることはどれだけ経験を積もうができません。一方で、判断力や連携という面は使い続けていれば必ず向上する。まだ23歳と若いウェズレイですし、シーズン中ばから後半には大きく成長するだろうという期待を込めての起用なのかもしれない。
攻撃面でも先週はアシストしてますし。

この試合では25分の失点シーンはともかく、その数分後に左サイドからカットインした嶋田にあっさり突破を許してポスト直撃のシュートを打たれた場面、そして注意不足から背後から追ってくる平繁の存在に気付かずに奪われてファールし退場となった場面。

さすがのウェズレイもこれは言い訳できない。
この試合の行方を方向づけてしまったのは、間違いない。

周りも割とひどかった

とはいえ、ウェズレイがダメだったから負けた、次次―・・・ってなるわけじゃない。失点シーン、そもそもウェズレイが2人を同時に見るような状況になっていた。幸輝と井林が嶋田?の対応にいった時点で、走り込んでくる清武を追うべきは船山だったが、あっさり振り切られている。

退場になったシーン、周りはウェズレイに声を掛けていたのか?

ウェズレイの緩慢プレーがあったのは間違いない。でもそのミスを1人の責任にしたり、だったら周囲がカバーする意識がないうちはチームとして未熟としか言いようがない。退場でうなだれてピッチを去る彼に近づき声を掛けたベンチメンバーは誰もいなかった。アップをしてるわけでもないのに。
なんとなくだが、田村は行きたそうだったけどすぐ交代のためのアップをしなくてはいけなかった。スタンドからはそう見えましたよ。

単調な攻撃の先に何がある?

はて、1人少なくなったぐらいで自分たちのサッカーを捨てなくちゃいけなかったのか。
以前から、1人少ない相手にやられた試合は去年のホームジュビロ戦やいつだかの京都戦とか多々あれど、うちが数的不利を跳ね返した試合はあったっけか?・・・2009年のホーム鳥栖戦、そう、菅原智さんの6秒退場の試合。あれくらいじゃないですかね。

この試合、序盤の右サイドのコンビで崩してクロスを上げたシーンであったり、南のシュートのシーンであったり、可能性のある攻撃はできていたのは間違いないです。それなのに、たかが1人少なくなっただけで自分たちのサッカーを捨ててしまった。

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ウェズレイの退場を受け、船山を下げ田村を投入。CBに入り、善朗が1列下がった。
そして後半開始からは澤井に代えアランを投入。半ば強引に外国人の力をつけてこじ開けたい、そんなとこでしょ。

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後半、相手のシュートチャンスは皆無。ある程度割り切ってクロスは上げさせても、中はしっかり閉じる守備はできていた。じゃあ攻撃はどうか?
後半の30分くらいからだろうか、ほぼすべてのボールをドウグラス、アランへ蹴り込む展開となりました。競って、こぼれたところを一方が拾ってシュートまでいければ・・・という感じでしょうか。

もちろん雨ってこともだし、これまでと違いドウグラスっていう武器を手に入れたんだからある程度合理的な作戦だったんでしょうけど、シーズン序盤のこの時期にそんな博打のような攻撃をやっててこのチームにはあるんだろうか…と思ってしまいます。

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最終的には平本を投入したことで、もう形は全く原型をとどめなくなった。
平本の高さに期待したのか、コーナーを奪ったあの強引なドリブルに期待したのか。

終盤には飛び続けたドウグラスは疲労であっさり競り負けるようになり、ロングボールが飛び交う空虚な時間が過ぎていきタイムアップ。選手は必死に戦っている。サポも最後まで声を出していた。でも、後で録画を見るとなんとも中身の薄かったなぁ・・・という印象でした。

代わりのCBはどうしましょ?

とりあえず田村が出場したわけですが。これは、
・緊急事態なので、昨年度からの経験値を優先した
・相手は巻がこなければ高さの警戒は不要だった
・更なる不測の事態のため、複数のポジションをこなせる選手を投入したかった

というあたりで田村という選択だったんでしょう。
個人的には、単にCBの序列として田村>平というわけではないと思ってます。むしろ、ある程度計算できる存在である田村はいざという時のために置いておき、極力、平やウェズレイを使い続けたいんじゃないかなと。

来週はホームで徳島戦。そしてその次はまたホームでゼルビア戦ってこと考えると、平がいいんじゃないんでしょうかね。

ってことでまぁなんとも暗い内容になった試合でしたが、ホームでスパっと切り替えましょう。昨年の福岡は3連敗スタート、数年前のこの時期にはガイナーレが首位だったことだってあるんですから(笑)

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