コンドルとカモメのVoyage

あぁやっぱりね、みたいな~第2節 vsカマタマーレ讃岐(A)~

time 2016/03/08

あぁやっぱりね、みたいな~第2節 vsカマタマーレ讃岐(A)~

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結果

2016明治安田生命J2リーグ第2節
カマタマーレ讃岐vs東京ヴェルディ
2016年3月6日(日)13:00
@Pikaraスタジアム

讃岐 東京V
(前半)  1 - 0
(後半)  1 - 1
合計   1 - 0

●得点者
12分 永田亮太(讃岐)1-0
74分 仲間隼斗(讃岐)2-0
90+1分 平本一樹(東京V)2-1

ハイライト映像

https://www.youtube.com/watch?v=Cv-8Y0rHXd8

スタメン

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ヴェルディは前節と同じメンバー。サブには中野、井上に代わり、ケガから復帰した南と、当初はレギュラー候補と期待されながらベンチを外れていた楠美が入る。一方の讃岐は、我那覇の負傷により2トップから1トップに変更。岡村がアンカーに入った4-1-4-1。

ウェズレイを使うリスクが露呈

いきなり個人攻撃か?って言われちゃうとあれなんですけど、今回は悪い方向にモロに出ちゃいましたからねぇ。
1失点目のシーン。
サイドの裏へ蹴られたボールに対して、流れた相手CFの木島に対して井林が付いていって対応。後ろに下げたボールを中に放り込まれると、ウェズレイがマークする永田が胸トラップから反転して打ったシュートがゴールへ流れ込む。

きっと讃岐もこれ、練習してるんでしょうね。前線は高さのある選手はいないけど、とはいえ2,3人がペナ付近にいればドカンとクリアされない限りは拾ってシュートまで持ってけるだろって考え。
で、永田へのクロスは高さもちょうど良く前で触ることはできないのはしょうがないにしろ、なんで前を向かせてしまうほどウェズレイの対応は緩いのか? おそらくファールを怖がったんだと思うんですけどね。でも、井林もサイドに釣られていないなか、CBはオマエさんしかいないのよ。。。このあたりの判断力がやっぱりまだ甘い。

2失点目のシーンは、まぁ海江田さんが解説してくれてるのでいいでしょう。相手のアランがドリブルで突進してきた段階で、井林はディレイさせたかったのにウェズレイが飛び込んでしまい、パスを通されて失点。もともと、ウェズレイが当たりにいって井林がカバーという基本的な役割分担があるなかでそれを全うしようとしたのかもしれないけど、やはり判断の甘さが出た失点。

オオッ!と思わせる空中戦や1対1の強さがあり、ロスタイムの追撃弾の起点にもなってる一方で、まさにブラジル人CBらしいミスが出てしまう。使い続けてウェズレイの成長や周囲の順応を待つのか、去年のようにスパっと他の選手に切り替えるのか、冨樫監督の判断が問われるところです。

天才・南秀仁、ここにあり

正直、こりゃまんまと讃岐の戦略にハマってしまったなー・・・なんて思いながら臨んだ後半の流れを一気に変えたのが、南秀仁。さすがだな、って。
海江田さんの練習レポートを読む限りは先週に練習復帰し、紅白戦もわずかな時間出場、今節も出場したとしても10~15分くらいかなというイメージでした。ところが、後半頭から出場。
たとえ後半フルで持たなくても、讃岐がより一層引き籠る前に早い時間帯で1点を返したいという冨樫監督の決断が読み取れます。

南はその期待に応え、チームを動かす。

最も光るのがそのポジショニングセンスだと思うんですよ。
澤井に代わって右サイドに入ったわけですけど、澤井はまさにサイドアタッカーのような動きで讃岐の壁に立ち向かい、そのまま跳ね返されてた。ところが南は、基本は右サイドにいながら積極的にボールサイドに寄っていき、味方を動かしながらチャンスを作る。
シンプルにはたいて動く、動く。自然と、攻撃にリズムが生まれる。

今のマリノスでの中村俊輔に近い動きといったところでしょうか。
去年のうちなら、良いときの安田がやってた動き。

本来、これはトップ下に入る善朗がやるべきことであり、あの引き籠りが相手なら船山がやらなくちゃいけないことなんですがね。とはいえ、右サイドの南がやるからこそ幸輝のオーバーラップも活きてきたりするわけですが。幸輝といえば、後半のあの左足の強烈ミドルね。びっくらこいた。持ってたんだ、そんなの?笑
オフに自分は全選手の昨シーズンの振り返りと今年への期待を僭越ながら書いてたわけですけど、幸輝に期待してたのは、『ゴールへの意識、シュートの選択肢が常にあるサイドバック』。ちょっと、その片鱗が見えた気がしました。

ドウグラスにボールがなかなか収まらないことで、持ち味を発揮できてなかった竜士を諦め、アランを左サイドに、最終的には平本を投入しました。
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んで、結局はまぁゴールに結びつかなかったからあれなんですけど、そんなに悲観するほどヤバい試合でもなかったってことです。

負けは負け、でも次につながる負け

正直ね、讃岐がこういうサッカーやってくるってのはサポーターだって知ってるし、監督・コーチ陣、選手だって知ってるわけですよ。それでも、”想定通りの”負けをしてしまうのは、チームの学習能力がないとかそういう話じゃなく、単純にカマタマーレ讃岐が強いってことだし、うちがまだまだ弱いチームだってこと。

あぁやっぱりね、みたいな負けなのはその通りだとは思います。

でも讃岐だって本当にこのサッカーが楽しいのか?って言われたらそうではないと思うんです。でも、勝つために最善の策を取っている。今の選手たちが最大限の力を発揮できるようなチームを北野監督が作り、地盤を固めていく。ゆっくり、ひたむきに。

ヴェルディとしては、先制され、前掛かりになったとこでカウンターを食らうというこれ以上ない典型的な負けを喫してしまった。でもこれまでと少し違うのが、引き籠る讃岐に対して穴を開けられる可能性が見えたこと、最終的にはそれをパワープレーという形ではあったけど壊して、平本一樹が通算400試合出場を記念するゴールを決めたこと。

うちだって、成長してる。次、頑張ろうって思えるゲームだったと思いましたよ。

来週は、アウェイ熊本。
初の熊本上陸、そしてこれにより個人的な話ではありますがJ1・J2の全スタジアム制覇になります。J3はちょっと待って(笑)
馬刺しと熊本ラーメンを楽しんで、勝って帰ってきましょう!

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