2019/01/29
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結果
2016明治安田生命J2リーグ第1節
東京ヴェルディvs北海道コンサドーレ札幌
2016年2月28日(日)13:00
@味の素スタジアム
東京V 札幌
(前半) 0 - 0
(後半) 1 - 0
合計 1 - 0
●得点者
・75分 アラン・ピニェイロ(東京V)
スタメン
ヴェルディは予想通り。一方コンサドーレは左CBの福森が欠場、若手の進藤が代わりに入る。また、ヘイスもベンチ外となり、左サイドでの先発が予想されたジュリーニョが都倉と2トップと組んだ。
全くの想定外だったドウグラス
試合が始まって時間が経つうちに思った人もいたんじゃないだろうか。
「あれ・・・?なんか聞いてたのと違うぞ・・・」って
良い意味でね。
ワントップに入ったドウグラスはTMで見る限り、デカい割に細いその見た目のとおりフィジカルもそんなに強くない、ヘディングも苦手。ポストプレーも雑で全く収まらない。とにかくそんな印象で、不安しかない。
ところがフタを開け見れば、後方からのロングボールは時にはピタッと胸で納めるし、ヘディングだって味方にしっかりと落とすこともあれば裏へ通すこともある。かと思ったら足元でもしっかりと納めて時間を作り、竜士や澤井が前を向いてボールを受ける回数も増える。
そうなると、自然にサイドバックの位置も高くなる。結局ドンピシャとなることはなかったが、去年とは比べ物にならないほど”狙った”クロスを幸輝も安在も上げることができた。あとはタイミングさえあえば・・・
「ドウグラス、いいじゃん!」
ってみんなハーフタイムに言ってましたね。どんだけ期待してなかったんだ(笑)
ブラジル人は本番になりゃ本気出すって話はよくあるけど、まさにその通りでした。開幕前の予想を大きく裏切る出来で、前半はまずまずの出来でスコアレスで終えることに。
これまた冨樫采配的中
冨樫監督が最初に切ったカードは、右サイドの澤井をそのままアランにスイッチ。投入前から澤井と幸輝の運動量で右サイドを制圧しかかっていたんですが、アランが入ったことでもう一段パワーが加えることに成功する。
得点シーンはカウンターから。
ハーフライン付近右サイドでボールを受けたアランが、そのままゴール方向へドリブルで持ち出す。最前線ではドウグラスが斜めの動き出しで相手ディフェンスを牽制し、右後方からは幸輝が猛スピードで駆け上がってくる。
たまらなく中途半端に飛び出してきた河合竜二をあっさり?交わすとそのまま右足で振り抜きゲット!
昨年に続きアランは開幕戦ゴールとなりましたとさ。
なんで河合はあんなにあっさり倒れたのかよくわからんけど、とにかく見事なゴールでした。
得点後は、ここまで攻守で安定感をもたらしていた純平に代えて田村を投入し守備固め。ロスタイムには善朗に代え平本投入で高さ対策もしてなんとか逃げ切る。相手は180cmオーバーが5,6人くらい並んでてセットプレーとかかなり怖かったんだけど、最後のパワープレーはデカいのが待ってるだけでその次にセカンドを拾おうとする選手がいなくて、あんまり怖さは感じず。
全員が特徴を出せた勝利
ドウグラス、アランの活躍が光ったヴェルディ。
ブラジル人、いた?ってくらい目立たなかったコンサドーレのジュリーニョとマセード。
これまで毎年代わる代わるやってくる外国人がパッとしないうちが、なんか外国人の差で勝っちゃいました。もちろん、彼らだけじゃない。
井林はさすがの安定感、ウェズレイもあのヘディングかぶったの以外はまぁまぁ・・・。柴さんもしっかりとゴールを守りぬき、純平と船山は落ち着きをもたらし、善朗と竜士は必死にピッチを駆け回った。
正直、攻撃の連動制という点ではまだまだ。基本的にみんな足元でボールを受けたがるゆえ、3人目の動きが少ないように見える。それが生まれないうちはどうしても個人技での打開が増え、去年のような壁にぶち当たる可能性は出てくるはず。まぁでも、とにかく今日のところは開幕を勝てたことを良しとし、次に向けたトレーニングに励んでもらいましょう。
今日のゲームに、中後、大輔、南がケガから復帰して絡んでくればこのチームはまだまだ面白くなりそうだ。
おまけ
ヴェルディくんの腹は開幕に向けてしっかりと仕上がっていました
ケータリングカーグルメは、松前漬けご飯をチョイス
GK2人は、VERSのメンバーであり昨年10歳で亡くなった岩田和磨選手の55番のユニフォームを着用してウォーミングアップ
※写真はクラブ公式facebookより
亡くなった少年の“55番”を背負った東京VのGK柴崎「自分も子を持つ親なので…」 | ゲキサカ[講談社]
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?183889-183889-fl&cx_geki_social_tw=true